VERBA VOLANT, SCRIPTA MANENT.
ついに冬コミ開催前日になってしまいましたが、よーやく告知です!
当「神慮の機械」は3日目(火)東リ-18aにて、無事新刊と共に冬コミに参加します!
「マブラヴ・オルタネイティヴ&アンリミテッド」シリアス系本格二次創作小説集「オルタネイティヴ・ストーリィ」第8弾。
今回は「ワールド・ウォー・ベータ」と題し、その名からお分かりいただけるように「ワールド・ウォー・Z」をモチーフにしたインタビュー形式短編集です!
実はワールド・ウォー・Zの方も映画は観ていないのですが、原作小説の方は「ゾンビ大戦」を様々な立場の人間へのインタビューという形で断片的に見せていく見事な作品でした。これに触発され、同じように「巨大な戦争」であるBETA大戦を同じような手法で、これまで書かれたことの無い領域についても描いていけないかと挑戦したのが本作になります。
架空のオルタ世界人物「ウェイ・ルーシン」氏がオルタ世界の様々な人物にインタビューを試み、それを報告書及び私的な書籍としてまとめた、という体裁で作られています。詳しくは右の表紙画像からpixivにて本文サンプルが読めますので、是非ご一読ください。特に「序文」はそれ自体が創作的なネタになっており、こちらを読んでいただくことで今回の作品の雰囲気が伝わるかと思います:)
表紙は毎度おなじみ桜塚暁さんことまりりん先生にいただきました。……そうです、描かれているのは「さくらんぼの実る頃」にも登場した桐ヶ谷千夏。彼女もまた、今回はインタビューされる側として作品に登場いたします。あのはねっ返り娘の第三者視点、乞う御期待です。
また現在、既にメロンブックスさまにて予約を開始しております。当日現地に来られない方はこちらをご利用くださいませ。
それでは願わくば、当日冬コミ有明でお会いしましょう! ……ええ、「ラスト・ダイバーズ」のご感想・ご批判などもお待ちしておりますですよ!
まっこと余談ながら今回の新刊告知、twitterに最初に上げたのが12月24日。同じ時に公開用にpixivに表紙絵と本文サンプルにて告知もしています。そもそもカバーイラストに限っていえば、壁紙仕様での公開は先立つこと12月17日だったりします。
で、こちらのブログの更新が本日28日、冬コミ前日。
……いや何が言いたいかと申しますと、なんか「本家ブログ」「本家サイト」の存在って何なんだろう、と我ながら思ってしまうということです。「サイト」があって「ブログ」があり、それがネット上での人格の本丸──という時代が意外なほど早く過ぎ去り、今やtwitter等のテキストサービスやpixiv等の目的別SNSでのコミュニケーションの中にこそ「そのネット人格の本体」が生息してるようになってしまったんだなぁと、自分の対応自体を見てて今回特に感じた次第です。
その事自体は純粋に進化だなぁ、利便性も上がってるしなぁと思いつつ、では逆に「本家サイト」ってどういう位置づけなのかという疑問も湧いてきます。これについては如星の中では「後に残すべき記録」であり「一応そこに来れば全部の情報がリアルタイムで無いにしても載っているリファレンス」という答えが出ているのですが、これもなかなか満たせていない状況、つまりは「満たさなくてもやっていけてしまう」という事です。
「利用者」としての如星の視点からすると、例えば最近のアニメやライブのイベント情報など、サイトに行ってもブログ形式の「ニュース」にしか情報が無く、メニューからたどれる商品情報などには肝心なことが何も書いてない、という状況が多く苛立つことも多いのです。つまり「twitter」や「ニュース」は「流れてしまう」ものであって、それを常時追っている人間以外を拒んでしまう側面がある。そして如星自身、自分のサイトでまったく同じ事をしてしまっているというわけなんです。
……余談ゆえに答えもオチもないです。この動機と現状との格差、今後さらにどうなっていくんだろうなぁと思いつつ……。