VERBA VOLANT, SCRIPTA MANENT.
ブログの書き方を忘れるぐらいお久しぶりの如星です!
……いやホントすいません、色々あって色々ありまして色々終わりまして、色々死んでおりました。
元々ここは段々コミケ告知ページになりつつはありましたが(苦笑)、twitter側も足が遠のいてしまってましたしねー。とりあえずおちんこでるけど生きておりますし、ぼちぼち諦めと共に(?)復活していこうと思いますのでよろしくです。
さて、まずは取り急ぎ、遅ればせながら当「神慮の機械」は冬コミに当選しております。
3日目(土)ら-08aにて、今年も「オルタネイティヴ・ストーリィ」シリーズ新刊を発行予定です。執筆陣や詳細はまた後ほど改めて告知いたしますが、またしても娑婆の大晦日に背を向けて、有明大戦(ありあけのおおいくさ)に臨む猛者どものお越しをお待ちしております!
最近といってもここ数ヶ月ですが!
torneと外付けHDDの導入以来、飛躍的にアニメを見るようになった如星(年に1-2本から一期2-3本へ! なんという進歩! スゴイ!)、今期一番楽しんできたのは意外にも「ちはやふる」だったり。原作は神作品といっていいレベルの漫画ですが、いやいやアニメ版も取捨選択と表現が実に巧いのです。
元々原作は「全てのキャラが立っていてエピソードも豊富」なのに「全員が主人公・千早を中心とした雪ダルマフォールな流れにしっかり巻き込まれてる」というハイレベルなバランスを実現してるんですが、これがアニメでも見事に生きてます。おまけに「アニメで動くかるたの試合」なんて多分初に等しい表現だと思いますが、これまた迫力といい緊迫感といい実に見事。下手すればダレるか、あるいは単にバンバン札を飛ばしていく表現になりがちなところを、「静」や「感情」の表現をうまーく織り交ぜてきてますし。ホントお勧めでした。
ちなみに同人誌を出すほど愛してやまない「Fate/Zero」アニメ版ですが、まぁこの如星の重すぎる愛をさっぴいたとしても、ちょっと「消化試合」なのは否めないかなー、というのが今のところの印象です。いや戦闘シーンの「動画としての品質」自体は悲劇の本編アニメやUBW映画に比べれば断然高いのですが、そもそも動画で描き出す対象となる「演出」としては「それでも足りない」というか「戦闘だけで魅せるには至っていない」というか。
一方で感情の表現は全体を通じて巧いですね! 先日放映された「原作前半最大の山場」たる聖杯問答でも、ギル様とイスカンダルのラブラブな殺し合い宣言が省かれ気味なのが若干物足りないとは言え、あの尺で「王の本懐」を見事に語りきった印象。
つーかFate/Zeroって「セイバーいじめ」どころか、とことん「セイバーとかどうでもいいし」物語だというのが如星の印象ですが、まさにその通りのアニメ化ですね!(訳注:いやstaynight→hollowのセイバーは大好きですよ私。その後の扱いに憤るほどに)
あとここ数ヶ月は積極的にラノベ読むようにしてます。といっても新作は稀で、前々から年単位で勧められてきたものを消化中というか。……あ、とは言え例外的に「平台で偶然見かけて」「数ページでなんとも波長があって」「積み本にするどころかその夜のうちに読みきった」なんて作品との出会いも。
その名も「自殺屋ヨミジと殺人鬼ドリアン」、あまり一般受けはしないかもしれませんが、個人的に前々から感じている「ラノベってこういう芸当も商業作品として出せちゃうから侮れない(もやしもん風に)」という印象そのものな作品であり、文体もエンディングのオチも含めて本当に力ある作品でした。……作者さんむちゃくちゃ若い上にデビュー作だと知って軽く絶望しましたがね!
最近みた映画で一本あげるなら「コンテイジョン」を是非。いわゆるパンデミックモノですが「大きな物語のない群像劇」を「ひりつくような恐怖とパニック」だけで2時間持たせてるスゴイ作品なのです。大作系かと思ったら掛かってる劇場がえれー少なくて驚きましたが、これは埋もれさせるには惜しすぎなのでこれまた是非。
追加以前にそもそも大変今更ながら、現在公開中のiPhoneアプリ「もっと!添い寝カノジョ」、こちらに追加配信されている「シナリオモード」を担当させていただきました!
アプリ自体は今年7月から公開されている、いわゆる「妹お触り系きゃっきゃうふふアプリ」(何)にて、添い寝ボイスからアラームなどを網羅した全国二千六百万人のお兄ちゃんに捧げる素敵な一本なのですが、一方のシナリオモードはちょっとシリアスめに。メインヒロイン・久藤ルナを巡る「主人公」のストレートな恋愛小説となっています。
……最初の配信は9月なので本当に今更なのですが!(汗)
恐らく、マブラヴオルタ系から如星をお知り頂いた方々からすれば「アンタ何やってんすかァッッ!」といったところだと思いますが、元々如星の主力二次創作フィールドは君望に端を発する恋愛モノ。昔から「神慮の機械」を追っていただいている方には久しぶりの、そして初のオリジナル如星的恋愛小説ということになります:)
無料で読める第1話に始まり、つい先日時点にて第9話までが公開されています。基本的に一話完結でどの話からでも読むことができますが、タイトルリストをみていただくとお分かりいただける通り、全体を通じて一年間を時系列に進めながら、彼女との関係を深めていく仕立てになっています。是非とも1話目から順にお楽しみくださいませ。
あ、ちなみにボイス担当は大亀あすかさんです。シナリオモードでは各シナリオの決め台詞を吹き込んでいただきました。 ……えーと後述しますが、結構恐ろしい破壊力です。期待して臨むがよいぞ諸君。
ゲームシナリオというよりはビジュアルノベル形式、おまけにスマホ画面に一話完結連載形式ということで、何から何までが初挑戦のシナリオライティングでした。特に「1ページに収める」という部分はゲームシナリオでも同人小説でもない部分なので、最初は結構苦労しましたねー。
……一番苦労したのが、全話同じ韻を踏むよう設定した各話タイトルだったりするのは秘密です。恐らくは全然気づかれないところなのに!
またシナリオ全体自体、最初はもう少し気楽な、きゃっきゃうふふとラヴい物にする案もあったのですが、そこはやはり皆殺しの如星の描くところ、スマホでのお手軽さとのバランスを見ながらも、恋愛物としての重さ、一話完結でも少しずつ繋がりを持っていく流れなど、「シナリオ自体の力」をお見せできるよう執筆してみました。iPhoneをお持ちの皆様の裁定をお待ちする次第です!
特に最新配信に収録されましたクリスマスシナリオ、第8話「雪花に切なき、聖誕祭」は、君望やTH2時代の如星をお好きだった方には全力でお勧めできる一本と自負しております:)
CV:大亀あすかさんなわけですよ、ハイ。
今回、各シナリオの収録ボイスはもちろん、シナリオとの整合性を取る都合上、添い寝モードやアラーム等の台詞についても全体を監修・作成いたしました。
その流れで収録にも同席させていただいたのですが亀ちゃんマジ天使、それはつまり自分で書いた、真顔で聞くにはこっ恥ずかしい萌え台詞の数々に目の前で延々声を吹き込んでいただく数時間──いわば萌え系システムボイス200発をノンストップ生声モード。顔がにやけるやら恥ずかしいやら尻がむずがゆいやら、文字通り「嬉し恥ずかし」な凄まじいご褒美拷問タイムを味わわせていただきました。実にレアな経験であります……。
改めまして、冬コミのお知らせです。
維如星個人サークル「神慮の機械」は、12/31(土)3日目西ら-08aにてコミックマーケット81に参加します!
娑婆の年越しなぞ何処へやらの大晦日、西館の最奥でのお迎えとなりますが、一年の最後を有明で締めくくる同志猛者どものお越しを心よりお待ち申し上げます!
今年の新刊もお馴染み、5作目となるマブラヴ・オルタネイティヴ&アンリミテッド二次創作小説集「オルタネイティヴ・ストーリィ・シリーズ」、その名も「フェアウェル・ノート」をお届けです!
今回のカバーイラストも前作に続き、桜塚暁さんに頂きました。これまでのシリーズとは若干趣きを変えた穏やかなデザイン、これもまた「終末世界」というオルタという作品の一面を描き出せたのではないかと思います。現物のディテールに乞う御期待。
今回の新刊もメロンブックス様にて委託予定です。事前予約受付も開始する予定ですが現状手が回っておりません(汗)。数日以内にはメロンさんの方で開始できると思いますので今しばらくお待ちください。
ちなみに一つお伺いしたいのですが、「冬コミ当日は来れそうも無い」「でも近くにメロンブックスが無い」辺りの理由で「とらのあな」さんへの委託を希望される方、どれぐらいいらっしゃいますでしょうか? (正直申しますと、とらのあなさんは「専売じゃないと掛け率を下げる」という殿様戦略を取っているので現状考えていないのですが)
ともあれ参考にさせていただければと思いますので、この日記のコメントなり、非公開をご希望であれば「神慮の機械」本家側の各ページ下にありますメールフォームからご意見をお寄せくださいませ。
今冬新刊の発行を延期いたしました。
→発行予定を再開いたしました。当面は冬コミ後、1月下旬頃の委託販売のみとなる見込みです。→詳細
冬コミ3日目当日前日となってしまいましたが、一旦延期をお知らせしていた冬コミ新刊「フェアウェル・ノート」ですが、再開の目処が立ちましたのでご連絡いたします。
ただし冬コミには間に合いませんので、1月下旬頃を目処に、最初は書店委託での頒布となる見込みです。また内容を一部変更し、維如星個人誌としてのお届け予定です。詳細はまた後日アナウンスいたしますので、今しばらくお待ちいただければ幸いです。
また明日31日冬コミ当日は、本作のパイロットペーパーのようなもの+αを配布予定です。また先日のアナウンスどおり既刊も一部持ち込みますので、よろしければ是非当スペースまでお越しくださいませ。
それでは明日コミックマーケット81、3日目西ら-08aにてお会いしましょう!