VERBA VOLANT, SCRIPTA MANENT.
えー長らくお待たせいたしました。
今夏C76にて発行、完売状態となっておりましたマブラヴ・オルタ小説本「オルタネイティヴ・ストーリィ」、ようやく再版完了、書店販売開始です!
(→通販ページ直はこちら)
今回は通常の神慮本と異なり、メロンブックス様での委託となります。お間違えのないようお願いいたします。また通販では本日より販売開始となっておりますが、各店舗到着はもうしばらく掛かるものと思われます。明日以降、恐らく週末であれば確実かと思いますので、よろしくお願いいたします。
09/04追記:本日金曜より、既に秋葉店等には並んでいるようです。
09/04更に追記:どうやら通販分の在庫が切れてしまったようです……店舗との按分による一時的なものだと思いますので、今しばらくお待ちくださいませ。なお「在庫切れを表示」にすると一応アイテムとしては表示される模様です。
なおWeb通販のサムネイル画像には入っておりませんが、今回の再版分もキチンと帯付きですのでご安心ください。
取り急ぎご連絡までに。……ふー、やっと一つ肩の荷が降りました。アレ以降もオクにはぽつぽつ出てたようで何ともアレでソレですが、よーやく対応完了と。まー今回はぶっちゃけ余るぐらい刷ってますから! 涙目ですから! よろしくお願いします!
色々と算段が付いたついでに、いい加減忘れないうちに夏コミ当日の話などをメモ。
さほど暑くもなく、2日目のようなジェノサイド東西通路も発生せず、実に穏やかだった今年の夏コミ3日目。その当日朝、如星も珍しくたっぷり十分な睡眠を取り(例年は直前までペーパー刷ったり、後回しになる買い物チェックをしてたりで2時3時は当たり前)、でかいPOPを収めた丸筒を抱えての出撃であった。
その丸筒から出現したのが、当日も主に同人やってる方にはちまちま聞かれたコレ(右写真)。A0サイズを縦に使って三つ折にしているため高さは1m超、かつ三角柱のため、通路左右+スペース後方からも頭越しに見えるのが特徴である。
ちなみにコレ、紙だけで自立している。厚地のコート紙に印刷し、上下できっちり三角に組み上がるようカットを入れてあるので、底をテープで止めるだけでむしろ下手に重石等入れるより安定するし、かつ万が一倒れても所詮は紙、周りに全然ダメージの行かない代物なのだ。現地で両面テープの保護シール剥がすだけで組み上がるので、今回のように丸めて筒に入れてくれば運搬も楽。最近A0サイズの印刷はインクジェットの安い出力屋が結構あり(これも2000円ちょい)、同人屋としてお勧めの一策だ。
さておき、当日朝、現地にて如星自身もよーやく今回の新刊とご対面である。毎度毎度、同人屋はこの瞬間が一番緊張する。無事届いているか、印刷は想定通りか、仕上がりはどうか───
──分厚い! いい意味でやらかしてる! 最高だ!
いやー、蒔島御大の表紙といい、ネタ系帯といい、内田氏・DDD氏の玉稿による分厚さといい、かつてない仕上がりに如星のテンションは急上昇。コミケ初売りとなるとらドラ本も合わせ、嬉々としてスペース設営を進めていく。お隣さんも皆オルタを愛する人々、ご挨拶などさせていただき、販売前のペーパークラフト瑞鶴に驚いたり(……って開場後に買うの忘れてるし! 不覚!)。
なお写真左上に写っているのはTIGなどでお馴染みまゆきちさんの霞イラスト入りペーパー、こちらは部数ほど用意できなかったので早々に捌けてしまい、午後いらっしゃった方はご覧になっていないかも。……この事からも、まさかあんなペースで本が捌けてしまうとは思ってなかった、ということで……。
そんなこんなで、開場。同人誌買い専大好き如星、かつコミケはオタクの同窓会にして社交場、色々ご挨拶に伺う所も多く、普段なら午前中はほとんど飛び回っていて自スペースには居ないのだが、今年は体力の限界を感じ、比較的スペース内にて売り子さんを手伝わせていただく。すいません店長無能で。
……と、そうして見ている間にも恐ろしいペースで本が出て行く。一度人が着始めると休む間もなく、遂には慌てて列整理に飛び出して行かねばならない始末。流石に瞬間風速的なもので時々という感じだったけど、スタッフさんにも来て頂いたりする初めての経験である。オルタパワー、凄いわ……。
また本人がスペースに居たおかげで、早速チキンをプレイしてくださった方やTSFIAを購読されている方、A3ファンの方などの訪問を直に受けることができ、物書き冥利に尽きる時間を過ごさせていただいた。12cmの人にも会えたし!(笑) しかもニコ動方面の方を始めとして差し入れまで頂戴してしまい、恐縮するばかりである。
そして1330時過ぎ、オルタネイティヴ・ストーリィ完売。直前に慌てて献本用の取り分を確保する騒ぎも(苦笑)。今回は元々分厚くお値段も張る上に、気合を入れて帯など付けてコストもちょっと高め、こんな文字ばっかりの本で「やっちまったかなー」とすら思っていたところ、本当にご来訪いただいた皆様には頭が下がるばかり。本当に、ありがとうございました。
引き続きとらドラ本もそこそこ数が出て、大満足のうちに閉会時間。怒涛のような夏コミ、あっという間に過ぎ去り無事終了であった。……空き箱に在庫ではなく戦利品を詰めてペリカンへGo、まさに至福の時である:)
イベント後は定番となった神慮・有栖山合同肉欲会(いや肉を食いまくるだけです!)に内田さん、DDDさんもお招きし、打ち上げと相成ったのだが──実はこの場が初対面の内田さん、DDDさんがミリネタで話題の核融合を引き起こし、如星もまるで付いていけない大盛り上がりを見せていた(笑) 読者の皆様、これはこの冬、この融合から何かが生まれると期待しといて良いかと思いますよ? まて次号!
最近このネタばかりですみません……。
今夏C76にて発行、今月頭に再版&メロンブックス様にて委託開始となっておりましたマブラヴ・オルタ小説本「オルタネイティヴ・ストーリィ」ですが、通販分が即日完売、店舗分も在庫僅少、現在は店舗分を通販側に回していただき若干量通販でも購入可能ですが、逆に店舗側で入手困難な状況となってしまっております。
誠に有難いお話であると共に、完全に如星の読み違えにてご迷惑をお掛けする自体となっております。つきまして、急ぎオルタネイティヴ・ストーリィの再重版を手配いたしました。販売は引き続きメロンブックス様にて、09/21頃再販開始予定です。
特に地方の方など、店舗・通販等で購入困難となられている方、再販開始の際には当ページでもアナウンスいたしますので、今しばらくお待ちいただければ幸いです。
いやもう、いかにオルタとはいえ字ばかりの小説本がここまで出るとは正直想像しておらず。
ホント申し訳ない限りですが、他方色々同人話で触れてもいますように、同人誌ってのは全てを自分で被るシステムにして初動が最大とされる類の代物、在庫を抱えると全部自腹直撃な訳です(ウチの押入れには昔の本の在庫がまだあるよ! るよ!)。特に今回は単価が高いのが最大のネックとなり、ちょっと軽ーく印刷を掛ける、というわけには行かなくなってしまっております。慎重が故の読み違えにつきましては、ホント御容赦いただければ幸いです。
ちなみに感想は諸所で拝見させていただいております。やはり一番人気はDDDさんの「瓦礫の園を 己が軍靴で」ですね! 感想・ご意見等はDDDさん宛てに限らず、当方までメールやフォーム等でいただければ作者の方には転送いたしますので、ご連絡先等ご存じない方はご遠慮なく。……如星への感想も忘れないでね☆
あと……ラジオ出演時にKさんがタンブラーで外資系!というネタを振りまくっていた際、どうも如星が外資系という話に2ch等で拡大がされているようでド吃驚。断じて外資系ではありませんからね!
あとイタリアも1年に一度は流石に無く、……まぁ2年に一度だったり、あと全部ヴェネツィアだったりしますが、2年に一度なら金貯めれば行けるぜ諸君。ちなみにARIA同人イベント等では半年に一度は行ってる猛者などにも出会っていたり、ヴェネツィアの魔力は凄いんだぜ。
そんなこんなで、TSFIAの原稿などを書きながら。また何処かでお会いしましょう。
今の本業オフィスは、まぁ新し目で「今時のデザイン」満載のビルに入居しているのだが、ここのトイレ、というより洗面台のレイアウトが本当に酷い。
色々文句をつけたい箇所は多いが、その最たるものがジェットタオル(風圧で手を乾かすアレ)の配置である。洗面室自体は広く潤沢にスペースがあるにも関わらず、独立して壁から生えてる洗面台の間にジェットタオルが設置してあるのだ。
ええ、見栄えは良いですとも。濡れた手で数歩も歩かずに済むので床が汚れない等のメリットもあるかもしれない……が、問題は図にも書いた通り。これをデザイン・内装した時、実際に使ってみたりはしなかったんだろうなぁ。
ちなみにジェットタオルというのは温風の熱で手を乾かすものではなく、手を奥まで突っ込んでゆっくり引き抜くことで、風圧で水を吹き飛ばして乾かすモノである(たまに勘違いしたまま、あの狭い空間で手を揉んだりしようとする剛の者もいるけど)。吹き飛ばされた水飛沫は往々にしてジェットタオルの外ガラを越え、両隣にまで飛び散るというわけだ。おまけに洗面台自体、バリアフリーだか何だかでかなり低めに作られており、腰をかがめて顔を低くしているため隣の水飛沫が顔面に掛かるという大変キモい状態である。
「頭の中だけでデザイン」すると、往々にして犠牲になるのはユーザビリティである、という好例。ホント勘弁して欲しい。ちなみにこの洗面台自体、ボウル状で手前が低いのはいいが返しがついておらず水飛沫が服にダダ掛かり、更に石鹸側まで自動式なのは良いが見た目が押しポンプ系のため「手を押し付ける→泡噴出→飛び散る」という事故が多発して警告文がわざわざ貼られる始末と、ダメ設計の塊みたいな存在である。
そういや我が母校は某著名デザイナー様が手掛けてたらしいが、教室棟を小さく複数に分割してしまったため、雨の日は教室間を移動するだけで傘がいる有様。おまけに棟間移動に最も便利な位置の扉には軒が無く、傘を屋内で開く必要があった。おまけにおまけに、その扉は防弾対爆仕様かと思うほど重いガラス戸で、開きかけの傘を開いて全体重を掛けて肩で扉を押してよたよたと棟から這い出る……という、実に美しい光景が雨のたびに見られたものである。
なおこの対爆仕様扉は構内全域に及んでいたが、冷戦構造の終結に伴いクレームが殺到したのか、如星の卒業後には一部引き戸&自動ドア化が為されたようである。デタント万歳。
先々月頃、汐留で建築家ヴォーリズの展示があったので眺めてきたんだけど、中で生活する人間のことをトコトン配慮した上での美しいデザインを昭和初期の日本で実現していたことに驚くばかりであった。……が、そのヴォーリズ展を出て汐留地下歩道に降りてきて泣きたくなった。カーブを描いて整然と並んだ柱と床のタイルがほぼ同じ色&同じ幅で、並びが直線ではないが無いが故に柱の位置が見づらく非常に歩きづらい。如星でもそう感じるぐらいで、弱視の人には堪らんデザイン様だと思う。……本当に、どうしてこうなっちまったのかなぁ。
最近でも六本木ヘルスや表参道ヘルスの導線の悪さなどはデザイナー様ワークスの好例といえるけど、こういう細かい内装面でも彼らの素敵過ぎるお仕事は発揮される、というお話でした。
たびたびお待たせしておりました。
再び完売状態となっていました夏コミ発行マブラヴ・オルタ小説本「オルタネイティヴ・ストーリィ」、再々版完了、書店販売再開でございます。
今回から一応個別ページを作っていただけました。もちろん、以前までの通販ページ用直リンクからでも購入可能です。また昨日ぐらいから各店舗にも並んでいると思いますので、よろしくお願いいたします。
……流石に今度こそ打ち止めだと思います、多分。
ちなみに冬の企画は既に動き出しております。乞う御期待。……人のプロット聞くだけでニヨニヨしてきました。そして自分のプロットを話して更にニヨニヨしています(苦笑)。ま、結局企画考えている間が一番楽しいわけなんですけどね!
ボークスイベント「ホビーラウンド2」にて、前回に引き続きオルタ戦術機モデル「A3」イベントがあると聞き、今回もいそいそと出掛けていってみました。
今回は気軽な秋葉ではなく池袋でしたが、オタクっ娘スキーな如星にはヘヴン状態の池袋の街並みを堪能しつつの進撃であり何の問題も無く(本題と関係なさ過ぎる)、「如星だけど何か質問ある?」をリアルで色々やれた楽しい会となりました:)
イベントレポなどは公式やTG誌、HJ誌でも掲載されると思いますし、実際にマイ戦術機を持ち込まれた方々の熱い報告にお任せするとして、撮った写真や感じたことなどを以下つらつらと。
前回も感じたのですが、やっぱり同スケールの小物があると、途端に「本来全高16m超の」戦術機がキッチリとスケール感を持って眺められますね。右の写真は国連カラーのハンヴィー(高機動車)を作られた方に足元に置いていただいたモノですが、後ろに立ち並ぶ戦術機群と相まって、グッと雰囲気が出ています。いいっすねぇ。
この他、ペーパークラフトで整備車両や補給コンテナを作られている方もいました。多分如星がコミケで買い逃したサークルさんの作品だと思うのですが……。ほ、欲しい。
左はいわゆる「実機系」の皆様(思いっきり手ブレしてしまった……)。やっぱり量産機臭さの出るミリタリーカラーはいいですねぇ……。前回も展示に出ていたイスラエル機なども実に良い感じ。中央上オリーブグリーンイーグルの肩についているのはオリジナル兵装で、ミサイルポッドではなく地雷撒布装置だとか。これまた渋い:)
また現地では「オレ戦」機体設定のみならず、TSFIAの感想を直接聞かせていただいたり、拙作「オルタネイティヴ・ストーリィ」を持参してまで感想をお伝えくださった方もいらっしゃり、本当にありがとうございました。
物書きってのはこういう単純な、しかし貴重な読者様方との交流で意欲を維持できてしまうものです。今後もこういう機会があれば積極的に参加していきたいなぁ、と思った次第。また何処かで見掛けたら声を掛けてやってくださいませ:)
実際にスライドさせた胸部ブロック内の管制ユニットを作られていた方がいらっしゃいました。しかもこのユニット、ちゃんと外に個別に取り出せるんですよ。おおすげえ、と素直に感心したのですが、ふとあることに気づき……。
管制ユニットは、戦術機が擱座した際に脱出ユニットにもなる代物なわけです。ユニットの外枠が変形して強化装甲歩兵装備となるわけですが、まぁ、そのまま滑り落ちて脱出した状態だと……
ぽてっと、こうなります。 | |
……これは確かに脱出したくない……。 (※この戦車級はスケール合ってません。本当はもう少し戦車級のほうが小さいです) |
TSFIA #27 "Valkyries Hereafter"『──参ったねぇ、ここまで素直な機体だと文句のつけようがない。
涼宮には悪いが、これはキマりだろうな。まったく、連中のやり方ときたら……』
というわけで、先日発売のHobbyJAPAN誌にて、「錬鉄作戦シリーズ」最終回となるオルタ短編「TSFIA #27」を執筆させていただきました。僅か3話分のエピソード群でしたが、「オルタ後の世界」を垣間見られる数少ない機会として、皆様に存分にお楽しみいただけていれば幸いです。
しかし、前回はオルタファン的にも如星的にも「如何にもいい話」で幸せに書ききりましたが、今回は……何とも底意地の悪い笑みを始終浮かべながら書かせていただきました。いやぁ、やっぱこういう話は凄く好きなんですよ。HJ誌発売後、各所や2chで感想を見させていただきましたが、正直
「勝ったな」「ああ」
という台詞が脳内に浮かんでおりました:) 「だがF-XXXXX、テメーはダメだ」なんて感想、最高ですね!(真面目に)
さて次回からはまた欧州戦線や別のエピソードになりますが、今後も色々な形で「オルタ後の世界」には触れていきたいなぁと思っております。皆様のご支援ご声援、何卒よろしくお願いいたします。
さておき、その後今回の原稿を冷静に読み返してみると、意図が不明瞭な箇所が一点ありました。
本来こういうモノを作品の外部で補足するのは反則なのは承知しており、何処かで再録等ある場合には手を入れさせていただこうかと思いますが、今回の流れのダメ押しになる箇所でもあるので、若干この場にてフォローさせてください。未読の方にはさっぱり意味不明な話ですが。
えーと。「桜花作戦以後に新設」ってのは、当然「彼女」の主観的意見に過ぎません。本文にもあるよう「彼女の知る由も無い理由」がある以上、提供の大元があの方でもありますし、その、ご理解ください。
……という補足を入れないと「世界観の演出」ではなく「彼女がただの泣き言言ってる」ように見えちゃうんだよなぁ。ホント反省です。