MACHINA EX DEO
如星的茶葉暮らし
【2002-10-01-火】
◆
近視矯正手術のため、この2週間眼鏡生活を強いられている如星ですこんにちは。
眼鏡生活がこんなにしんどいモノだとはすっかり忘れてましたよ。私の目は尋常じゃなく悪いので
(0.02/0.03)、眼鏡のカーブもきつく、視界のゆがみから来る疲れも多いのデスよ。おまけに2週間モノだからと安普請に済ませたら、どうも顔の形と合っていないらしく、右耳の後に常に軽い鈍い痛みが。うーむ。
何より困ってしまうのは、夜帰宅してしばらくPCに向かっていると、もう目の奥が重くて肩が凝ってしょーがなくなってしまうコトですな。メールを見たりWebを突付いたりはできても、この状態では思考を集中させなきゃいけない「モノカキ」は到底不可能なのであります。ハイ。
幸いこの生活も今週末まで。願わくば、眼鏡・レンズ不要の生活に到達できますように……。
◆
オンライン類語辞典
キタ━━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━( ゚)━━( )━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━━!!!!
念願のデジタル類語辞典が、ネットワークで無料で使えるようになるとは思わなかった!
類語辞典
(シソーラス)って、実は日本では余り使われていない気がする。だがしかし、コレは
物書きが足りないボキャブラリーを誤魔化すための
(ぉ)必携アイテムなのだ。日頃文章を書いていると、1段落にまったく同じ表現が幾つも出てくると鬱陶しいので、別の言葉に「言い換える」ってコトをする。しかし言語センスに乏しい如星のコト、例え目的の単語自体が記憶にはあったとしても、それが思考の表面まで浮かんでこないモノなのデスよ。それを、この類語辞典で引き上げてやるわけデスな。
数語試してみたけど、クオリティも問題なし。
まさにこの類語辞典は、ナイスでエキサイティングかつスプレンディッドな、ジョリーグッドサイトである
(c)スタパ斎藤と言えよう。感動の余り乱筆。
【2002-10-02-水】
◆
なんだか久々にミステリーが読みたくなる今日この頃。
脳みそが
ヒューリスティックかつアルゴリスミック(元ネタ分かる人いるんだろうか)な思考を求めて空転してるのかもしれませんな
:)
早めに帰宅し、ふと見上げれば見事な空。
思わず自宅へ駆け上がり
(日没直後の照り返しはすぐに消えてしまう)、テラスに出てデジカメ撮影。例え画質が実際に目に見えた程のクオリティを出せなくとも、その一枚が記憶の引出しとなるのならそれもヨイではないか、と。実は自分の言葉じゃないのデスが
(^^;;
不意に繋がる言葉。
◆
ふと思い出した台詞。
論理的真実、反論不可能な正義を以って相手を切刻む行為は、無抵抗の相手に対する暴力・拷問と何ら違いは無い。しかも適法と主張できるだけに余計に性質が悪い。
─某所如星過去日記
【2002-10-03-木】
◆
親愛なる後輩のために、空いた時間を利用して
卒論/修論提出日までのカウントダウンをIRCのtopicにするスクリプトを書く
:) 昨日の「アルゴリスミック」の部分はこれで満たせたかもしれませんのぅ。
しかし平日をカウントするって意外に面倒なんだなぁ……。
dateオブジェクトはおろか、forもwhileもないChocoaScriptで書こうとしたのは無謀か
(ぉ) 無難にJavaScriptに切り替え。
それにしても、この日数カウントダウンが出るシーズンになると、自分が書いたときのあの苦難の日々が思い出される。あの時は重圧
(と勝手に思ってた)で潰れそうで、実際潰れ、いろんな人に迷惑をかけたしのぅ……もはや記憶から追放したいと思う瞬間もある。しかし、何がどう転ぶかわからんもんさね……。
あとB80/M69 working-days。がんがれ諸君。
◆
先日からフォローしだしたコナンに読み耽っているとメッセンジャーで呼ばれる音にも気づかない罠。
……ってまぁ面白いモノ読んでるときは常にそうなんですが。しかしそれはすなわち、没頭できるレベルに面白いってコトなんすがね。
腐女子大きいお姉さん向けの作品と舐めてはいけません……
(偏見過剰)
それにしても、久々にミステリーを漁りたくなってきたなぁ……。
如星的読書歴の中で、ミステリーは高校の時で終わってるのですよ。ひたすらクリスティを読みまくったあの頃に
:) ポワロマンセー。個人的にはパーカー・パインとかも好きですねぇ。
しかし、結局他のミステリー作家には手を出さなかった……というよりは、当時アメリカにいて入手できた文庫に、他作家の作品があまりなかったからなんだけど。「雑学のお作法」として最低限読んどきたい作品は一応たまっているので、この際一気に読んでみるのも一興。
かくしてまたもキューリストが膨れ上がる罠。
一方で日本のミステリー作家はあまり食指が動かないのも事実。まぁ帰国して最初に眺めてみた作家が赤川次郎と西村京太郎でゲンナリしてしまったのが敗因と思われ
(ぉ)。もっとマトモなミステリー作家が多いことは流石に分かっているので、こちらもボチボチと……。あ、例外的に
「かまいたちの夜」つながりで我孫子武丸のシリーズは結構読んでるなぁ。「0の殺人」「探偵映画」辺りはなかなか。「殺戮に至る病」は数日間肉が食えなくなりますたが……
(笑)
【2002-10-04-金】
◆
連日のちゃある師匠とのIRC会話などでもチクチクと思考を突付いているのですが。
【如星】「ネタが……浮かばんのジャヨー」
【茜】「それってもしかして……」
そう、あと16日後に迫った涼宮茜誕生日短編のネタがまったく浮かんでこないのであります。
【茜】「だからこの間さんざん言ったのに……まだひと月半とか偉そうに言ってたくせに」
【如星】「いや、あまり長いの書くつもりないし、ネタさえ浮かべばサクサクと書き上がるはず……」
【茜】「つまりは書けないってコトじゃないですか……はぁ……」
【如星】「うーん、君の話は正直色々書き尽くした感があるからなぁ。いくつか案はあるんだけど」
【茜】「ふーん、例えば?」
【如星】「考えられるのは茜エンド直後の誕生日。ラブラブでも遙を交えた修羅場でもいける」
【茜】「ね、姉さん出すんですか……また素直に私を幸せにする気ありませんね」
【如星】「んー、あるいは遙エンド直後とか。でもこういう『少女漫画的叶わぬ想い+ほんのり幸せネタ』はバレンタインでやったしなぁ」
【茜】「……ま、まぁそのパターンが実は一番幸せだったりするんですけど」
【如星】「三年間の誕生日を回想する、って手もあったんだけど、それ結局最後に茜エンド誕生日持ってこなきゃいけないし。それに過去回想は『憧れの未来の向こうに』と被るし、遙誕生日でも若干近いことやってる」
【茜】「私は前にあったパターンでもいいから書いて欲しいですけど」
【如星】「あ、でも今日師匠と話してて、『if』シリーズの君を書くって発想もでてきたよ」
【茜】「あ……」
【如星】「あの君は結構かっこよくて好評だし、俺自身も気に入ってる。『if』とはいえ、ある程度ライトなノリで書けるかもしれないな」
【茜】「如星さんの『姉さん最強説』を私に載せ代えたような作品ですよね。うーん、確かに悪くないかも」
【如星】「if自体は俺の中で終わった話だったんだけど、そういえば水月で外伝書いてるし。外伝茜編って感じで書くのもいいかな」
【茜】「そうと決まれば早速執筆ですね」
【如星】「……いあ、これでようやく『プロット』を考え出せる段階だぞ」
【茜】「…………川の中でガタガタ溺れて命乞いをする準備はOK?」
【如星】「が、がんばりまつ」
ちなみに実際にリリースされてみると、話の方向は突然変わっているかもしれませんのでご了承ください
(苦笑) あくまで現段階のアイディアってことで……。
【2002-10-05-土】
◆
あまり長いことPCに向かえないので簡略報告。
このたび
近視矯正治療で眼球にレーザー撃ち込んできますた。
……とりあえず「成功」。少なくともファンブルはアリマセンでした。肝心の視力は1−2週間は固定化されない模様。元の視力が悪ければ悪いほど結果の振れ幅も広く、予測範囲は0.8-1.2。とりあえず明日の朝でそれなりに安定するらしいんすがね。
この日記はほぼ目を閉じながら打っています
:) ブラインドタッチマンセー。
◆
「はじめての目からビーム近視矯正」当日概略
- 10:20
-
診察受付。眼球の状態と視力の最終検査を行い、当日手術への最終確認が行われる。人生で生まれて初めて「手術同意書」にサイン。そうか、これがないと傷害罪に問われたりするんかいな、などとぼんやり考える。
- 11:00
-
待ち時間を利用して術後のケア等について再度説明がある。翌日まで洗顔洗髪は御法度だとか、激しい運動は控えろ、今晩は飲酒禁止、etc. レーザー打ち込みに当たり眼球に薄くスライスした傷を入れる訳で、感染防止と炎症防止の目薬を1週間1日5回点すように指示される。あとドライアイ気味になるのでその目薬も。
この時に「昨日はよく眠れましたか〜?」と聞かれる。一応それなりに睡眠時間確保してきたと伝えると「いや〜、緊張して眠れなかったって方も時々いらっしゃいますから」と。あははー、そうなんですかー、と終始和やかに会話を進めている中で、「で、精神安定剤をお出ししているんですが要りますか?」と聞かれる。話の流れがこんな感じだったので、普通に「あ、別に要らないですよ」と答えてしまう。後ほど激しく後悔。
- 11:30
-
手術フロアに移動させられ、待合室で過ごす。ここの待合室は診察所と違って「全員これから手術を受ける人間」である。女性、というか学生風の女の子二人がいたのだけど、双方ともに母親、彼氏(らしき)同伴者を連れている。さっきの話を思い出し、ははぁ、まぁ不安な人はそんなもんだろう、と余裕をこいて雑誌など読んで過ごす。この段階でも問題なくリラックスしてた。
- 11:45
-
執刀医と最終診察。術中の注意点などについて聞かされる。
要するにレーザーを打ち込んでいる間、赤い光の点を見つめ続けていろというモノ。多少の動きはレーザーが追尾するし、仕切れなくなったら自動停止して再開するので問題ない等、まぶたは固定してしまうが水分はこっちで補給するから心配するな云々。
点を見ていろ、という話は前々から聞いていたので素直に了解。まぁさほど難しいこともあるまいとタカを括っていたのだが、これも後ほど激しく誤解と判明。
- 12:00
-
カーテンで仕切られた安楽椅子に座らされ、最後の刻を待つ。
髪にキャップをかぶらされ、顔の表面を消毒される。そして点眼麻酔を数度にわたって打たれ、安静にしていろ、と放置。することもなし物も読めず、寝落ちしながらマターリ過ごす。まだまだリラックス。
- 12:20
-
手術室に移動。
聞いていたとおり寒い。でも別に腹を掻っ捌くわけでもないので、普通に自分で手術台(らしきもの)に乗る。ブランケットが掛けられ、顔が固定され、まぶたを開いて睫毛を避ける「何か」が装着される。この辺から視界内の識別は困難に。
レーザーシステム等のチェック・声出し・カウントダウンが非常に軍事的で笑う(^^;;
- 12:2x
-
手術開始。
目の表面を削られる(笑)見えないけど。引っかかれるような軽い痛み程度。視界内は激しくぼやけ、光が乱舞する世界に……って。それはつまり。視界内の2割程度を占める「巨大な赤い点」のどこを見つめてりゃいいんですかΣ( ̄□ ̄;) そう、視力が悪い上にそんな状態では、点が点であるわけはないのである。
おかげでずれるずれる。自動追尾が効かなくなりそうになると照射が止まるんだけど、全体で片目50秒強の照射に、多分10分以上掛かったんじゃないかなぁ。点の上の方を、などと指示されても、もはや自分がどこを見ているのかサッパリわからない。見なければと焦れば焦るほど緊張してしまい、余計に視界がぶれる。……この時点でようやく、精神安定剤はこの瞬間の為に必要だったのだと気づく罠。先に言ってくれよヽ(`Д´)ノウワァァン。
- 12:4x
-
とりあえず終了しホッとする。
目を閉じたまま術後控え室へ。安楽椅子に座ってブランケットを掛けられ、目を閉じて座っているんだけど、目は沁みるし涙はガバガバ出るしで目が開けられない。平衡感覚も狂っていて立っているのもしんどく、ずっと椅子に座って目を閉じていた。
眼を開けられるようになったら薬をもらって帰れるのだが、とてもそんな状態には届かない。おまけに痛み、というより不快感が残っているせいか、術中の緊張が一向に解けないのである。ガクガクブルブル。
ああ俺も付き添いを呼べば良かったと、術前の余裕はどこへやら、激しく弱気。幸い携帯が使える部屋だったので、ついに安寧を求めて電話。他者の声を聞いてようやく少しずつ落ち着く。結局付き添いを頼む。
- 13:50
-
ようやく気力が少し戻ってきて、退院。
視界には白い靄が掛かったようだし、数秒眼を開けているともう辛い。しかしずっと残っていても変わらないだろうと、薬を受け取って退却。心を落ち着けるためにコーヒーか紅茶が飲みたくてたまらず、すぐ近くのスタバに行きたかったのも大きい。
- 14:00
-
スタバでエスプレッソ。
ここまで歩いてくるだけで非常にしんどい&危険なことがわかった。なんせまぶしさと涙で薄目でしか歩けないのだ。当然車の存在が認知できず(;´Д`)マズー。
この時点で家族と電話。弟と気楽に会話し、この時ようやく「自分の目が見え始めている」ってことを実感(^^;; この時の視力はおそらく0.4程度。それでも自分が一応裸眼で街を歩けるって事実に、やっと喜びを少しずつ感じ始めていた。
- 14:30
-
付き添いを青山ティーファクトリーで待つ。合流。
あの気さくなオッチャンと、旨い紅茶でさらに落ち着こうと思ったんだけど、土曜日はマスターがいない日だったのでした。ショボンヌ。それでもようやく目も落ち着いてきて、視界こそ白いが目を開いていられるように。しかし手元は全然見えない状態。付き添いがいなかったら帰るの大変だったろうなぁ。
というわけで、この後保護用の伊達眼鏡を事前に目星を付けておいた「即時作成系」の店で作り
(医者でくれたヤツはデザインが酷かった)、帰宅。この段階で多分0.6程度の視力があったんかなぁ。一応曲がりなりにもモノが見えるわけで、一応の成功を喜ぶ気分で帰宅。
実際の判定は明日以降なわけで、保護用眼帯をつけ、目の休息のため早めに就寝。緊張で非常に疲れていたので、速攻で眠りに落ちますた。
結論。
精神安定剤はもらっとけ
(笑)。あと付き添いなしで帰ろうと思ったら、術後3時間ぐらいは寝てないとキビシイですな。……誰か次に受ける人の参考までに
(^^;;
【2002-10-06-日】
◆
自分の視力に気づいたのは朝。
ベッドの上で横を向くと、保護用眼帯の隙間からビデオの時計が目に入る。7時か、起きて検診行かねば……って。オイ。ベッドの上から部屋の反対側にあるビデオクロックが読めるですと?
跳ね起きて眼帯をベリベリと剥がす。でも怖いのでまず先に点眼
(ぉ)。
薄暗い部屋の中でも、気持ちが落ち着いてくると確かに普段レンズを入れなければ見えなかったものが見えていることに気づく。かくして、部屋を出て明るいリビングに踏み出してみると……
アーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ(゜∀゜)!!!!
(リアルボイスでこう笑いました)
世界が!
光が!
目が見える!
明るいリビング。ベランダの外に広がる緑の風景。実に14年ぶりに見た、裸眼での精細な景色。
……レンズでも眼鏡でも補正し切れない程悪かった目。こうして普段見慣れていたはずの外の景色を眺めるだけで、恐ろしい。世界が、こんなにも精細だったとは。しかもガチャ目(右は補正してすら0.4程度だった)も解消されているため、全てが正確に立体的に見えるのですよ……。緻密で精細で、美しい世界……うわ……コレを失っていたんだなぁ、俺は……
。・゚・(ノД`)・゚・。
もちろん現在実はオーバーシュート気味で、この視力は少しずつ下がってくるはずなんですがね
(このままだと「遠視」と呼ばれる域になり、それはそれで不都合アリ)。でもとりあえず、この眺めを楽しませてもらうことにしましょう。最終安定まで1−2週間。さて、どうなることやら。
◆
本日の視力測定結果: L1.0 R1.2
(前L0.03 R0.02)
傷の治り具合も問題なく、医師曰く「仕上がりは綺麗に行ってるね。こりゃ期待できそう」だそうな。これからの視力は未知数だけど、この辺りの視力で固定してくれる可能性は高いそうである。うーん、期待させといて失望させられるのは御免だけど、この視界を得てしまうと、否が応でも期待してしまう罠
(^^;;
【2002-10-07-月】
◆
一夜明けて。
雨から晴れへと、四種類もの空が混在する不思議なコントラストの空を眺めながら出勤した如星ですおはようございます。……見えるってスラバシイ。
というわけで
手術レポート加筆。
後日、「感想」を交えた「総括」も執筆予定。結局のところまだ術後も安定していないことだし、もう少し落ち着いてからの方がいいだろうしね。
◆
溜息が出る、とはこのことか。
吊り広告で「イタリア旅特集」をやってるのを見て、女性誌であるCREAなんぞに手を出してみた。ヴェネツィアやローマの「ホテル」と「メシ」にフォーカスを置いた記事で、路地裏の密やかなヴェネツィアのホテルの写真なんぞを眺めていると、深々と溜息をついてしまう。
海外旅行自体にさほど行く方ではないにも関わらず、ヴェネツィアだけは繰り返し行ってしまうのは何故だろう。あの街の、共和国の歴史を知ったときから、「ヴェネツィア病」に掛かってしまったに違いない
:) 時折衝動のように発症して、イタリアに行きたい行きたいと思わせてしまう難病である。
ローマもまた行ってみたいと思うのだけど、ヴェネツィアはまた寛ぎに行きたい、と思う都市なのである。端から端まで、その気になれば歩けてしまう、小さくまとまった世界。しかし、歴史によって詰め込まれたその中身は味わい切れぬほど濃い。
あまりに緩やかな時の流れに感動したロカンダ・チプリアーニ等も取り上げられていて、またあのトルチェッロの島に足を踏み入れたくなってしまうのだ。再び、深い溜息。
◆
目の休養のため早く寝る、なんてことをしていると、どうも帰宅してから寝るだけの生活になってしまったかのようでチトつまらんね
(^^;; 贅沢な悩みではあるのだけど。
8時間睡眠を3日以上続けるだなんて、いったい何年ぶりだろう……
【2002-10-08-火】
◆
朝、ふと漂ってきた金木犀の香りに対し「あ、
桂花香の香りだ」と思った自分に苦笑する
(^^;;
普通はお茶の香りを他の匂いに喩えるものなのに、すっかりその逆になっているのぅ……。
◆
現在
日記の構造改定を検討中。
この日記構造は以前使っていたスタイルシートやスクリプトのしがらみで半ば決定されているので、文書構造としては結構破綻している。いあ、何も俺はHTML文法至上主義者ではないので、厳密な文書構造体を作ろうなどとは思わないのだけど
(^^;; 単純に、ある程度「理にかなった」構造で書いてあるほうが、スタイルシートのメンテナンス・デザイン変更が結局のところ楽になるんですよ。ハイ。
今各所の日記ソースを眺めながら考案中。と言っても主な考慮点は
- ・ 一日内の各項目にタイトルをつける手法を採用するか否か
- ・ 一日全体→各項目、という構造を、リスト形式(<dl>、<ul>等)で実現するか、節区切り(<h4>+<p>)で実現するか
の大きな2つしかないのだけどねぇ。あとデザインをどうするかチマチマと。
h3 date header
div diary paragraph
div diary paragraph
div date footer
|
→ |
div diary
h3 date header
h4 item header
p diary paragraph
h4 item header
p diary paragraph
p date footer
|
or |
div diary
h3 date header
dl diary listing
dt item line
dd diary paragraph
dt item line
dd diary paragraph
p date footer
|
【2002-10-09-水】
◆
物が鮮明に見える感動がいまだ尽きることなく。
アン・ライスの
「ヴァンパイア・クロニクルズ」シリーズを読んでいる方なら分かるかもしれないなぁ。初めて闇の賜物を受けた生まれたてのヴァンパイアが、その夜に世界を見渡したときに感じるアレである。誰しもが新たなる「ヴァンパイアの目」で見た世界に圧倒されるシーンは、特に初作「夜明けのヴァンパイア」で印象深かったのだけど、まさにあの夜のルイの気分なのデスよ。
道の反対側の街路樹の葉の一枚一枚が見えるとか。東京駅のコンコースで、各色のホーム案内板の連なりが鮮明に見えるとか。通勤時に窓の外を眺めていて、初めて東京タワーの上方が「あんな」形をしていたことを知ったし
:)
その全てが裸眼で実現されているとは。
普通の視力の人にはごく当たり前のことが、一度失われたものを再生した身には、その貴重さがしみじみと分かってしまう。……ああ諸君、目を大切に、だ。
◆
と、まぁ色々と書いてきましたが。
今回如星が受けた近視矯正手術は
LASIK。どんな手術かは
ぐぐる様に聞くか、
この辺りで見てくださいませ。方法だけ聞くとなかなか凄まじい手術に聞こえるが、実際凄まじい
(w)……って程でもない、実は。一般に行われている精密手術等に比べれば全然ね。
今回検討するにあたって、とにかく考えたのは
リスク/利益比。
色々調べてみたけれど、リスクはゼロじゃない。金を掛けて狙った視力が出ないこともあれば、合併症を起こす場合もある。特に元の視力が悪ければ悪いほど、術後の視力の振れ幅が大きくなるとのことだった。
一方で、悪いままの視力で受けるデメリットが馬鹿にならなくなってきたのが、そもそもの動機。
果てしなく悪いため、眼鏡では目が疲れてしまって論外。コンタクトレンズも職業柄装用時間が長くなってしまい、疲れやすい上に酸素透過率が悪くなり目にもよくない。おまけに眼神経を酷使しているため、緑内障の危険性まで出てきた。もちろんこれに加えて、今後の人生で掛かるコンタクト関連の直接費用、機会費用、人生の時間に与えるコストなんかも考えた。
そう考えると、視力については
(元0.02の自分にとって)例え0.5であっても御の字なのだ。
度の強い眼鏡やコンタクトから開放されるなら、必要なときに眼鏡を掛ければ良い方がなんぼかマシである。また合併症については、治療できないようなモノはあまりないことも分かった。所謂最悪の結果、失明なんてケースはほぼ皆無
(他でも起こる最悪な医療事故の確率程度のモン)だし。一方巧く行けば、今後老眼になるまで眼鏡・レンズ等と無縁の生活が送れる。コンタクトを使わなくて良いってコトは、目の細胞、眼神経への悪影響もなくせるってコトだ。
そう判断して、今回の手術を決めました。
結論として、リスクとコストの事を考えると、決して万人に勧められる手法ではないと思う。しかし、俺にとっては失う物の方が少ない手法だったし、巧く行ったときの結果は「それだけの価値がある」世界である。安易に「君もどうだね」とは言えないけれど、強度の近視で人生に多大なコストを払っているのであれば、一考に値する選択肢であることは確かだね。
◆
かつて片道1時間半掛けて、たった30分の為に彼女の家の近くまで出向いていったことを思い出すなぁ。一方的なベタ惚れって、そういう行動を平気で取らせてしまうから恐ろしい。……それが良い方向に結びつかないこともあるだけに余計に。
Summary="Looking forward to seeing you" Physical:89
(2002/10/09)
【2002-10-10-木】
◆
ROはじめますた。
周りの圧力に負けて周りの方々が薦められますので
:) AoE以来、ネトワクゲーを俺にやらせようとする友人たちの試みはことごとく敗退してきたと言うのに、今回は随分と決断まで早かったデスよ。
ネトゲをやらない最大の理由は、自分がはまり過ぎるのを知っているから。
かつ格ゲーをやらない理由と似ていて、「勝てない」と嫌なんですな。熱くなってマヂになるタイプ。だから「勝てる」ようになるまで時間を注ぎ続けるのだけど、格ゲーの場合それが経済力に直結してしまうので
(苦笑)手を出さないことにしてたのですよ。
で、ネトゲの場合、すでに
廃人さんが多数いること、そして格ゲーでいう「経済力」にあたる「余裕時間」の多寡と直結しているので、なかなか手を出せないでいたというのが正解。
まぁFF11 for PCが出たら手を出そうかとも思ってたので、遅いか早いかだけの違いかもしれませんけどね
:)
◆
猫の引取り手を探す、という問題解決手法の古典的な例に対して、普遍的な解を提示されている論文等ご存知の方いらっしゃいませんかねぇ
(ぉぃ)
常に自分が拾って飼うのがベストソリウションという意見は極度の
猫マニヤさんでないと選択できないのでとりあえず留保。でも同時にそういうマニヤ様方は、飼い手の探し方ノウハウも持ってるのでは、とちょっと淡い期待を持ってみたり。