MACHINA EX DEO
如星的茶葉暮らし
【2002-08-09-金】
◆
夏コミ1日目。
大した買い物があるわけじゃないけど、律儀に朝から並んでみた。朝からよくやるねぇ、と言われることもあるけれど、並ぶのもまた
祭りみたいなモンで、それ自体が楽しいものだったりするんですねコレが。
早朝から並ぶ連中は流石に「並び慣れ」ていて、
TWR乗車口前の固まりも「5列でお願いしまーす」の一言で見事に列生成をやってのけたり。微妙に感動
(^^;;
しかし、この「コミケ一般列」において、大抵はその場でアドホックに話し相手を作って、ジャンルの話とかだべりながら朝を過ごしたりする。ところがコレが女性から見ると奇異に移るらしいと知ったのは最近のこと。昨年コミケ列でたまたま話しに噛んできた2人組の女の子たちが、話をしてた僕ら男どもが知人同士じゃないと知って妙に驚いてたしね。
単に「女性は大抵2人以上の組で行動し、会話は内部完結してるから」なのか、「近くに見知らぬ女性同士が並ぶほど女性比率が多くないから」なのかはわからないけど、少なくとも
ここ数回の腐女子(敬称)エリアのこの増殖ッぷりを鑑みるに、後者はありえんよなぁ。
まぁさわやかに喋れるヲタって貴重なのは確かなんだけども。
◆
年来のファンである軒しのぶ女史@
Milchにて、続編まだ出ませんかー、とチクチクつつくという定例も済ませ
(ぉぃ)、小説系でも結構おいしい掘り物確保。
製本で体力が落ちており、ジャンプ系をゆっくり見て回る余裕はナシ。
ワンピやテニプリ辺りは基本を押さえておきたかったのだけど、男の身で女性向け回るときは、流石に若干見た目気にするし。唯でさえ相手緊張さすからねぇ。……この疲労困憊モードではちと
(;´Д`)マズー。
疲れ過ぎてたので有明からタクシーで東京まで出るお大尽。
◆
即時帰還してシャワー浴びて3日目委託用POPを必死で作成して本及び荷物を詰めて宅急便集荷に間に合わせ発送ッ! ……なんでこんな綱渡りスケジュールなんでしょ俺
(ぉ)
#発送先は10日夜宿泊予定のホテルです。会場宛はとっくに締切ってるので念の為。
Summary="−−−−" Physical:-- (2002/08/09)
【2002-08-10-土】
◆
夏コミ2日目。
某所東横インから早朝出撃。このホテル、ただシャワー浴びて寝て出掛けるだけの寝床としては、かなり快適な部類に属するね。それでカプセル+2000円程度の料金なんだから驚き。こういうレベルのホテルが増えると、いわゆる中間層のシティホテルは商売厳しいだろうねぇ。
そしてTWR天王洲アイル発の臨時始発は快適でありました
( ̄ー ̄)
新木場始発よりも早く、あの始発者の波より先に着ける。おまけにこの時間、天王洲アイルには
公共交通機関では到達できないおかげか、大して利用客がいないのだ。あの狂気のような新木場駅を考えると天国のようでウマー。
◆
本日雑感。欲しい本少なめでショボンヌ。
期待してたところは新刊がなかったし、如星がこよなく愛するジャンル・FF6はスペース数こそ安定してたけど
(古いジャンルだからまずそれだけでも安心)気合入った新刊は少なく、斜陽を感じてしまったし。
ただ、ドマイナーTRPGジャンル「シャドウラン」は僅か5スペースながら、データ集等結構気合が入っていて、しぶとく残ったサークルたちの強さが見えて嬉しいね
:) あるTRPGジャンルで、リプレイしか出さないサークルばかりになったら終わりなので。同人のリプレイは相当出来が良くない限り、作り手の自己満足に陥りがちだからね。
あと創作少女で結構良い本が買えたのが良かったかなー。創作エリアは目的を定めずぶらぶらするのが一番だけど、コミケの創作スペースは勢いがないことでも知られていたりするので、大した期待はしてなかっただけに。
◆
TFTフードコートで軽く一休み。
かなり混み合っていて、広めの丸テーブルはちらほらと相席も出ている感じ。別にこっちも二人なので、相席されても構わないとは思っていたが。
「相席よろしいですか」の一言もなしにドカッと座るのはどうなのよ。まぁ世間的常識皆無のデブヲタ
(通称白豚)だから仕方あるまいとこっちも何も言わなかったが……。
やがてごみ袋を椅子に置いて立ち去る始末(--;; ここに至ってブチ切れ度は如星の低い沸点に楽々到達し、
走って追いかけて怒鳴りつけてゴミを捨てさす。
相手は当方の
良く冷えた皮肉たっぷりの台詞に「それくらいでそこまで言わなくても」のしどろもどろの対応。ハッ。「それくらい」ってなぁ、普通の世間では既に人間性疑われるレベルなんですが
(・∀・)何か?
当然毒舌冷笑叩きつけてからさっさと離脱。
◆
東京大華火祭。
そのままお台場方面へ歩いて抜け、海浜公園辺りでよさげなポジションを見つけて座る。場所取りがキツイと聞いてたけど、17時前入り程度でも二人分のスペースなら見つかるもんだなぁ……。が、まぁ
2時間待ちは一般人に取ってはそれなりに長いという事実をここ数日の感覚で忘れていただけかも
(ぉ) 待つ間は相方と道行く人の浴衣批評してたり。
- →
大華火祭はあがる花火の種類が豊富でなかなかヨシ。
- →
「音を食わせる」花火も多かっただけに、さすがに「見上げる花火」ほど近くないのがちと残念。
- →
尺玉等があがる度に湧き上がる歓声が、やっぱ花火は現地で見るもんだと実感させてくれるね( ̄ー ̄)
- →
渦巻き型の花火が時折上がるんだけど、すぐ前の5歳児(推定)が呟いた台詞は「セガ!」
湯川専務が泣いて喜ぶだろうよ……(つД`;)
- →
既に花火を見ていない男の数→(4)
カプールで来てる連中を見てると、女の子は花火を見ようとしてるのに、野郎はまぁ目線は横に手は泳ぎの状態に移行している輩がちらほらと。まぁ高校生ぐらいの男の頭の中なんざ精子が詰ってるようなモンだけどさ。
夜空に響く音。
いつの日も、花火を見ていると夏の終わりを感じてしまうセンチメンタリスト。
◆
そのまま新浦安のオリエンタルホテルに帰投。
オリエンタルというぐらいで系列なんだろーか? ディズニーの薫陶が効いているのか、フロントやロビーの対応がこの値段クラスのホテルとは思えないほど良くてご満悦
( ̄ー ̄)
Summary="−−−−" Physical:-- (2002/08/10)
【2002-08-11-日】
◆
夏コミ3日目。
本日はサークル入場。ここ数日の体力を考えると早起きしなくて良いのはホント助かったのだが
(^^;; 予想外に東入り口まで引き回され汗だくになっての突撃。速攻で本日の委託先、
東D56a『月下茶園』へ向かい設営手伝い。きっちりと委託スペース部分を用意してもらっていたので、小さいながらもPOPを立て、内容解説を貼り付けて準備OK、っと。さ、いよいよ始まるねぇ。
◆
素直にチケ入場の恩恵を享受しつつ、外周サークルをふにふにと。
以前から追いかけている、画力もシナリオ力も企画力もあるサークルさんが、きっちりと外周常連になっていくのは嬉しくもあり、反面買うのがしんどくもあり
(^^;;
#余談だけど、僕は同人作家の「イラスト集」的な本に価値を見出せない。有名大手のネームバリューならではの売り方だと思うけど、正直安直に過ぎると思うしね。名前売りが可能な状態でも、キチンとシナリオと企画を練って本を出してくれるサークルさん方は、やっぱり尊敬と敬愛に値すると思うんデスよ。
大手はサクリと済ませ、お目当ての島中スペースをぐるぐると見て回る。この時が一番幸せだね♪
今回は重点的にKanon小説、痕、月姫小説辺りを流してみる
(小説系は先にカタログで場所の辺りをつけておかないと探すのが大変)。もちろん、君望も忘れずに。当然移動途中で見つけたよさげな本は次々と接収しつつ。……我ながら懐を考えない
絨毯爆撃だのぅ
(;´Д`)
コミティアで知った創作少年系でも収穫に手応えアリ。
創作系はまさに「腕一本」で勝負してる連中なわけで、そのデザイン・企画テクは盗める(!)所が凄く多い。そんな邪な意識も端に持ちつつ、骨太な設定物などに手を出してゆく。幸。
◆
委託場所に戻ってみると、どうやら「如星さん宛て」に何人か来ていただいていたようで。ずっと外出中ですんませんでした……。おまけに今回の絵を描いてくださった
るろおさんもお見えになっていて、しかももうすぐ撤収してしまうとの言伝が。慌てて再出撃。
無事
るろおさんスペース(U.C.C.)にてご挨拶と共に拙作をお渡しする。初対面っ。
ほんと急なお願いを快諾していただいて、頭あがりませんデス。交換にとゴシッククトゥルー本も戴いてしまい恐縮。やっぱゴスだねっ!
(謎)
そのまま各所友人知人スペースを挨拶回り。ここ以外じゃ滅多に会えない奴もいるしね。
そういえばスペースではないが、昨日今日と奇遇にもすれ違った友人がいたなぁ。すれ違いざまにお互いに一撃を入れ、「やるなっ」と台詞を残して双方歩み去る謎な関係の友人でございますが
(謎過ぎ)。……しかしお互い見るジャンルも全然違うのに、意外とこういうことがあるのが不思議。
◆
というわけで、3日間に渡った夏祭り・コミックマーケット62も
無事終了!
今回当方の販売数は……予想してたほど芳しくありませんでした。
委託だったこと、近いとはいえ別ジャンルで並べていたことが結構響いた模様。それを考えれば納得の数字かも。……ま、在庫は翌週の
白秋祭に出せるしね。
それにしても、やっぱイベントって良いなぁ。次回冬こそは自前で
(こればかりは運だが)。
◆
ぶどうさん、
ゆ〜りさん、
たきざわさん達と合流し、打ち上げ。
冬白陵制服着てらしたあやめさんと、ぶどうさん扇子関係者の風木さんも交え、水路バスを駆って一路鴨を目指して。鴨肉デスよ鴨肉!
(゜д゜)
水上バスで有明離脱するのは初めて。船上では風木さんと妙に話が合う
(^^;;
ルネッサンス・バロックネタから、中国系の話とか。あとキッチリとした「サイト運営論」なんかも話せてご満悦。……
相手は結構年下の女性なんですが
(ぉ)、まったくそんな年齢差を忘れて色々喋りたおす。んー、イイネ。こういうの。
五反田は「呂尚」到着。
鴨キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!
というかですね、最初の吸い物1つからして、出汁のレベルが半端じゃない。結構みんな肉の魅力にばかり惹きつけられてたけど
(いや魅力なんだが(^^;;)、後で出てきた鍋も、汁を啜っているだけで幸せになれるレベル。店の感じからは一見想像がつかない程の
(失礼!)、何なんだこの旨さは。……と思ってたら、ぶどうさんに一言耳打ちされて激しく納得。
◆
帰宅。シヴォンヌ。シャワーを浴びてフォールダウン。
つか、この1週間でリポД12本でつよ。内4本は「イレブン」だし。そりゃ死ぬわ
(^^;;
宴は終わりぬ。
祭りの終わりは焦燥にも似た感情。いつまで、こんな時間を送っていられるのかという不安。半年後は? 来年は? 再来年は? ……いずれにしても、趣味がなければ生きていけない。仕事を生き甲斐にできない俺なんだから、大統領のように遊び続けるしか、ないんだよね。
それじゃ、おやすみなさい。
Summary="今日この日こそが将に宴。" Physical:72 (2002/08/11)
【2002-08-12-月】
◆
日記・掲示板反応ともまだ遅れ気味の如星ですこんばんは。
リポDで稼動し続けた体力にも限界がきてへばっておりますた。
昨夜は数日振りに自室のベッド上で6時間超の睡眠を満喫
(^^;; よーやく回復基調です。
しかし!
夏コミは次回申込みが終わるまでが夏コミです。……申込締切が今週水曜日と短いんですよ冬は〜
(;´Д`)
というわけでもう少し反応遅れます。もーしわけないです。
◆
ともあれコミケお疲れ様でした諸氏。
当日ご来訪いただいた方々、ありがとうございました。如星離席しっぱなしという大変申し訳ない状況でございました……。
また夏コミ行かれなかったYO!という方、次週日曜日の
白秋祭に参加しますのでよろしくお願いいたします。……スペースにもいるかと思いますので
(^^;; また発行物を
インフォメーションページに載せましたのでご参考までに。
(夏コミと同じです)
Summary="−−−−" Physical:-- (2002/08/12)
【2002-08-13-火】
◆
夏期休暇一斉取得奨励期間のため大した仕事もなく
(だから私は先週休みを取ったのだよ( ̄ー ̄))、閑散とした職場。さくさくと昼飯を食った後、そのまま隅田川大橋のたもとを歩いてみる。
……暑い。
でも川辺の風は涼しく、しのげない程でもない。天球の半分には雲も無くて気分がいいし、水辺まで降りて水面のすぐそばを歩くのは妙に落ち着く。下流の端の向こうに流行りの高層マンション群が夏の空気に霞んで見える風景も、何処かのどか。鳩を軽く追い立てながらのんびりと歩いていく。
川辺の東屋で、手持ちの缶コーヒーを開けて一休み。
この河岸が何かのドラマのロケで使われた名残か、東屋の柱には恋愛関係の落書きがびっしりと。落書きの行為自体は誉められたモンでなくとも、なんとなくその書込みは微笑ましくていいっすねぇ。
休み時間も尽きて、また河岸をてくてくと。
先日有明から乗った水上バスと同型の船が横を追い抜いていく。水面から眺める頭上の橋のイメージと相まって、緋色に白窓枠のデザインを妙に気に入っていた、同舟した元気な女の子の勢いが記憶によみがえり、思わずふっと笑みを浮かべてしまう。
こんな空気が眺められるってだけで、人生はやっぱり楽しい。
◆
申込書を書いて出すまでが夏コミです
(;´Д`)
Summary="マターリ、でも気を抜かずに。" Physical:88 (2002/08/13)
【2002-08-14-水】
◆
おはようございます如星です。
先ほど無事次回
冬コミ申込書提出してまいりました。……不備、ねーよなぁ。
あわせて、8日以来の
日記加筆着手。
コミケ分も。
◆
先月購入した
ThinkPad X24を本日修理に出す。
購入した時から、バッテリ残量計が100〜0を行ったり来たりするなど不安定だったので。バッテリを変えてもOS入れなおしても直らないので、本体のバッテリ充電系+残量認識系のトラブルと判断。
……しかし、購入した
ニッシンパルは
初期不良対応ではいい話を聞かない店。もともと流れ品を扱っているらしいし。それは折込済みのリスクだったので、素直にメーカー修理にすることは決まってたが……
夏祭りがありましたからね
(ぉ) この時期、出先はおろか電車の中でまでPageMaker等叩いてたんで、マシンなし/代替機での活動は不可能。片やX24、バッテリ残量0になっても実残量はあるらしく、突然死させ恐れなければ実用は可能だったので、今日まで我慢してたのでありました。
今日からしばらく旧機のX20に戻り。……PenIII1.3G→Celeron500Mの落差は激しいな
(;´Д`)
◆
手違いで日記の一部が消えてしまいました。……よりによって一番長い11日のが
(TДT)
現在書き直し中…………ウツダ。
Summary="盆。" Physical:88 (2002/08/14)
【2002-08-15-木】
◆
ようやく全てが復調してきた如星ですおはようございま。
先週1週間、一部の趣味以外の私事雑用を全てペンディングしてきた訳ですが、そのツケを一気に支払ってた感じですな
( ̄ー ̄) プライベートですらこれだけやること/やりたいことあるってのもどーかと思いますが……。
◆
今夏祭りの戦利品、積み上げると
46サンチ。
現在自室の本棚空きスペース、残り
8cm。
どうしろっちゅーんじゃァァァッ!!!ヽ(`Д´)ノ
今回は買った数こそ減少傾向にあるものの、小説本が厚みを増やしているのが原因ですな。それに「本棚空きスペース」が残り8cmというより、もはや「本棚設置スペース」が残りゼロに等しいことの方が大問題なのである。
如星は「本を箱に詰める」「本棚に前後2重に本を仕舞う」のが嫌いなのだ。
全ての所有書籍は、すべからく「手を伸ばせば取れる」位置にないと気がすまないのデスよ
(もちろん遂に観念して3箱ほど開けてない書籍箱がありますが)。ま、すなわち、たとえ室内にまだ空間自体は余っていようとも、
「手の届く本棚を置ける場所」というのは有限かつ貴重な資源であるということが言えるわけですな。
さぁて……どうするか。いよいよ禁じ手・最後の手段。どうせ太陽光なんて不要なわけだし
(ぉぃ)、出窓を煉瓦ならぬ本棚で埋めてしまうかな……
( ̄ー ̄)
◆
よーやく
夏コミ日記追記完了。長くなったなぁ、独立させるかなー。
Summary="気だるい世界の端々に君を想おう" Physical:90 (2002/08/15)
【2002-08-16-金】
◆
ぼーっとしてる間に、あっという間にやってきた
T.G.I.F.ってなわけで。
いやホンマ、こんなんで給料貰ってていいのかっつーぐらい平和な1週間でありました。
社食が閉まってるので、昼飯代がいつもよりかさんだのが痛かったけど
(^^;; せっかくだからと「旨い物系」を食いに出てしまう俺が悪いっちゃー悪いんすが。……うぐぅ、ちょっと高めで旨いランチを出す店が回りに結構あるのがいけないんだよっ!
(ぁゅぁゅ風)
ちうわけで今日は、一昨日昨日と振られ続けた、
津々井のハンバーグ丼。1日20食限定。
浅く広いどんぶりに盛られた飯の厚みより厚いハンバーグに、味わい深いデミグラスソースに半熟卵。1000円の価値ありて
(゜Д゜)ウマー。
帰りに名も知れぬ和菓子屋に寄る。
いかにも下町風で、からからと開けた戸の中はクーラーも効いておらず、剥き打ちのセメント土間に打ち水がしてある。狭い内部に昭和風の小さなテーブル。竹すだれを引いた窓に止まった振り子時計。……こんな風情の店がまだ残ってたとはねぇ。背もたれのない椅子を引いて腰掛け、あんみつを注文。頼んでから豆かんもあるのに気づいたけど、今日はなんとなく餡子の気分だからそのままに。
おばちゃんの出してくれた小気味良いあんみつを食いながら、小説を読みつつ過ぎてく夏の午後。
とても1時間の昼休みだとは思えない時間だねぇ……。幸せ。
◆
夜は
伝説のSHO氏招集の日記者系呑みに
ちゃある師匠経由で誘われる。
ところで僕は滅多に「飲み屋/居酒屋」で呑まない。メシは標準で割高、酒は大抵標準以下なので、自分の心が届く範囲の連中で飲み食いするときにはまず行かない。すると大抵は大人数での呑みになるんだが……それって基本的に
(学生・社会人問わず)付き合いだし、そして僕は付き合いで他人と飯を食うのが耐えがたい苦痛なのだ
:)
もちろん大人数飲みにも例外があって、一人でもその中で話し込みたい奴が来ていれば、それを目当てに呑みに行く。そんな訳だから、もしそいつがドタキャンでもしようものなら、1次会どころか0.5次会で
さっさと退散してしまう
(いやぁ俺この後急な用事があってさ、うん悪いねぇ、ああ幹事いくら? それじゃっ)嫌ァな野郎である、ワタクシ。
今回は「話したい相手」も結構いるし、その彼らが対話を推奨する
伝説のSHO氏もおられるとのことで、ポリシーを曲げて
(って程のものでもないが)出撃。
……濃かった、以上にどう形容したらいいんだ
(ぉ)
Summary="ホンモノ名刺的アワー" Physical:88 (2002/08/16)
【2002-08-17-土】
◆
相方と
あきこさん夫妻(ぉ)、ゆーきさんと横浜。
先日
「加筆予定」と言っておきながら全然書いていなかった
「茶語」へ。
中国茶メインの店で、新宿高島屋にあるのは良く行っていたけど、横浜そごうにも出来ていたとは。とにかく雰囲気がすごく良く、茶の味も最高なので再訪。
広く明るい店内で、キチンと卓上に茶盤が設置してある。灰皿じゃありません
(^^;;>ゆーきさん
これの上に茶海やら茶壷
(急須ね)を置いて、お湯をざばざば注いでいくわけである。つまり、二煎三煎と味わっていく中国茶を楽しむ店では必須の装備なんだけど……。裏で入れられたお茶がただ出てくるだけの店の方が多いので、こういう所は貴重。
そして当然のように
全面禁煙である。
これも御茶屋なら必須なんだけど、レピシエ等のように論外無神経な所が多い。新宿茶語も半分しか禁煙席がないし、上記の茶盤プレイ
(ぉ)も楽しめないので、俺にとってはもはや新宿茶語は存在価値を失ったね
( ̄ー ̄)
本日の注文品
- →
還童毛峰2002年新茶:中国緑茶。中国のは釜入りなので日本茶とは違った風味がイイ。
- →
大紅包:青茶・武夷の岩茶。聞香杯を使って香りを楽しむ。
- →
プーアル(菊花入):有名な黒茶に菊花が入ってる。黒くとろみすらある濃厚なお茶。メシに合うね。
- →
翡翠:漉した緑豆を使った白玉汁粉みたいなもの。中国系デザート。激しく旨い:)
- →
白ごまのブラマンジェ:以前は「胡麻豆腐」と銘打たれていた気がするけど……豆腐じゃありません。
- →
ココナッツ風葛餅:この店のアジア系デザートはホントやめられん(ぉ)
- →
その他イパーイ(・∀・)(食いすぎ。)
あと前回飲んだけど、まっとうな冷茶を出してくれる貴重な店でもある。
◆
みなとみらいへ移動。
ちゃあるさん達を
例の場所に案内する
(^^;; そして海辺でマターリと。
相方とゆーきさんは同一種族らしい……。
ボケ方、食べる速度、各種反応、煌めく知性と方向性の明後日さ
(誉めてます)……。
あとは赤レンガ倉庫とか。アンティーク家具に女性陣がトラップされる罠
(意図通り)。
◆
幸せそうな二人組みと行動するのは楽しいコトですね。
……最近俺の身の回りではあんましいなかっただけに……
(--;;
Summary="人の振り見てマリ見て直せ" Physical:86 (2002/08/17)
【2002-08-18-日】
◆
朝から
白秋祭。
ぶどうさんにセットアップをお願いして、一旦離脱。Tully'sでちゃあるさん、きかさんとマターリ補給し、再進発。久しぶりのオンリー即売会ですのぅ。
出足はそこそこ。オンリーならではのマターリ感を味わいながら、時に売り子をしたり、時にふらふらと身一つ辺りを見て回って過ごす。……でもさすがに夏コミ1週間後で、新刊が出てるところは少ない。何故この時期にイベントを設定したのかは結構不思議だのぅ。
売り子に戻ると、今回は君望コスに身を包んだあやめさん、愛璃さんがいる。いやー、お二人とも激しく格好いいね。ただ服を着ればそれで終わり、ちう似非レイヤーとは訳が違う。中身や振舞いに対するこだわりと言うか。
(いやまぁ当然お二人とも「元」が良いのは十分考慮に入れてるんだけど)
野郎出番無し
(ぉ)とはいえ、
(休憩等も考え)交代で売り子に立つ。久々の声出し。やっぱり自分の手で、自分の作った本を目の前で手に取ってもらえて、解説が出来て、そして願わくば買ってもらえるってのは代え難い喜び。人の流れがひと段落してからも、スススッと近づいてきて、ぱっと買ってくれるような方もいらっしゃって感激。もちろん、少々読んで、置いて帰られる人も。それはそれで、やっぱりありがたい。こういうリアルタイムの反応を見られるってのが、オフラインで本を出す最高の理由なんだよなー。
というわけで白秋祭では、
「追憶」完売。
「水月本」は……1冊だけ売れ残り。
かつての遙本、茜本が完売し、追憶も「涼宮本」と言えるだけに……
何処か水月の人気を暗示しているかのようである(ぉ)
◆
余談:
当日会場である
都産貿では、白秋祭@5Fの他に、3Fでも即売会をやってました。「暴れん坊王子」ちうその名称からは、一体何のイベントだかさっぱりわからなかったのデスが……。
エレベーターで3Fが開いた瞬間、目に飛び込んできた
青学のジャージに、一同
「ああ(納得)」。
#残念ながらテニプリは女性向の中でも目に余るほどで「テニ厨」と呼ばれる、若いが故のと信じたいマナーの悪い買い手及び売り手がいる事で名を轟かせてしまっているのである。もちろん良質の本を出し、それを幸せに買っていく人々が多数なのは承知。厨は目立つのだ。
そして上に売り子に来ているはずの某A女史が、極めて自然に3Fでエレベーターに乗ってきたなんてことは、言うまでもなく秘密なのである。ええ秘密なのである。
◆
二週連続で訪問の「呂尚」で、ぶどうさん関係者と鴨打ち上げ。
君望についてこんだけ熱く、濃く語れたのは久しぶりじゃないだろーかね
(^^;;
◆
ぶどうさんと横浜へ戻ってきて、
Stone Freeへ。
なんとなくひどくここで酒が飲みたくなってしまったので。言ってみると、以前散々二人でぼやいていた「どうして午前2時までやってるカフェがないんだ」という欲求を満たす、Stoneの3号店「カフェ」が出来たという話を聞く
(゜∀゜) 二人して狂喜。
そして「明日もあるし、2杯だけ飲んで2230時にゃ撤収しよう」と言ってたはずが……
どうして気がつくと6杯で、しかも
終電逃してるんですか俺(;´Д`)
でもなんだか、それだけ幸せだったんだよね。
この夏は自分に取っても、随分と不思議な人々との、今までに無いタイプの出会いがあったし。同人小説など書くようになって、イベントに出てみたり。こうしてよく呑むぶどうさんすら、実は今年の4月に会ったばかりとは信じられないし。……いろんなことがあって、それらがなんとなく
今日「夏の終わり」を迎えるような、そんな気分にぶどうさん共々浸っていたのでありました。
夏の終わりに乾杯。
そして次から次へと旨い酒を出して
悪の道に引きずり込んで面白い飲ませ方をしてくれたバーテン氏に感謝を。この場所が「一日の終わり」そして「季節の終わり」に来たくなる場所になったのは、御多分に彼のおかげなのだから。
-
シャンディ・ガフ:渇きを癒して。
↓ -
アイレイ"Lagavulin"16年物:これが呑みたくて今日は来たのだ。
↓ -
バーボン(失念):モルトの後に、この雑味が実にピタリと。出し方が巧い。
↓ -
Lagavlinおかわり:やめられねー(^^;;
↓ -
樽熟成とホワイトの呑み比べ@Porfidio(テキーラ):やっぱり木の香りが好き。
↓ -
バス・ペール・エール:パスタを食ったのでその締めで。
Summary="An Perfect Day" Physical:77 (2002/08/18)
【2002-08-19-月】
◆
先日横浜駅からのタクシー帰りやっちまったぜ如星ですおはようございます
(;´Д`)キチー。
昨晩
(本日早朝)は
無事帰ってきたのが不思議なぐらい。当然しこたま呑んで運動能力はゼロに等しく低下してるのに、何故かなまじ意識はほとんど飛ばないのだけが救い。……妙に自分のコンディションをリアルタイムで分析したりして鬱になっちまうおまけ付きですが。
当「神慮の機械」は、サークル活動においては正直ほとんど黒字は出ません。が、まぁ今回はほぼ完売のおかげで若干の利益が出たのですが……
呑み代とタクシー代で瞬殺。
◆
起床。頭痛ナシ。高品質の酒に感謝。だが足元がふらつく
(ぉ)
二日酔いどころか、
まだ一日目酔い継続の罠かとかなり焦る
(--;;
Summary="まさに宴の始末" Physical:82 (2002/08/19)