MACHINA EX DEO
如星的茶葉暮らし

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【2002-09-11-水】

日曜以来分加筆。
9.11
あのNY・DCを襲った未曾有のテロ事件から一年。
日記によれば、その日は台風で夕方には晴れ渡ってたらしく、僕は誰かの相談事を聞きがてら遅くまで外出していた。……歴史的事件とは、多くの人が「そのとき自分が何をしていたかを覚えている」ことが一つの認定の指針となるとすれば、まさに私はあの日、夜帰宅してリビングの扉を開いた瞬間に目に入ったTVに映る衝突の瞬間の映像を忘れることはないだろう。

一つ面白いのは、普段からIRCに滞空しているおかげで、あの日深夜にニュースを追いかけながら周りとした会話が全てログに残っている、という点である。日記といいログといい、何をしたか覚えているも何も、デジタルに記録として刻まれているのが御当世風のようである。

……しかしログ読み返してみると、ビビッてたな、この一言に尽きる。
なまじ歴史や軍事関係に半端な知識がある連中は、周りが「今のテロで何人死んだか」を話している中で、目の前の死者よりもはっきりと「これでどうなる」という点を他よりも恐れていた。折りしも11機がハイジャックされたとの誤報の中で、第二次攻撃の恐怖、在日米軍基地がやられる可能性、誇りを引っ叩かれて激発しかねないアメリカや、この「戦争」が世界情勢に与えるダメージを考えると本当に怖かった。

ま、あまりに悪い方向に台詞を持っていくので、あまり脅かすなと言われてレイブン扱いされてしまったのだけど(苦笑)。実際その後二次攻撃も海外基地への攻撃もなく、国際情勢も(坂を転げ落ちつつも)一応最悪の予想からは外れてくれた。

それでもあの時の友人の台詞が今も頭に残る。
「明日も今日と同じなんていうのはありえんのだな」、と。
しかしあの日同時に、さすがはアメリカだなぁと唸らされたのは対応の速さだね。
二機目の衝突から、北米空域封鎖まで実にわずか37分。国防総省炎上から、ホワイトハウス周辺の武装展開完了まで25分。大統領不在、国防総省自体が攻撃されつつある中で、しかもどちらも史上初の対応だというのにね。指揮系統がカチリと機能している。
#まぁ御大辺りに言わせりゃ「近代戦での10分は永遠に等しい」のだろうが:)

あの時、日本だって大量の米軍基地を抱え、十分に危険な状態にあった。
なのに日本の対応は実にお粗末で、ようやく出てきた官房長官のコメントも激しく的外れ。マスコミは衝突の瞬間の映像を垂れ流すばかりで、関心は現地邦銀の、しかも日本人行員の安否のみ。あの時の軍事攻撃がまだ続く可能性も、またその後日本に波及しうる影響についてもまったく触れていない。

あの規模のテロが日本で起こったら、果たしてまともな対応ができていたのか……?
海外に艦艇派遣する話もいいが、もう少しまともな危機管理体制を議論して欲しいもんだ。「戦争は嫌デス」と唱えていれば相手が殴ってこない世界に生きているのでもあるまいに。
「時間の浪費は余の最も忌む処である」
Summary="にょ。" Physical:86 (2002/09/11)

【2002-09-12-木】

マ、「マリア様が見てる」が予想外に面白い……(ぉ)

名前を聞いたことある人は結構いるかと。あの「コバルト文庫」から出ている人気シリーズで、どういうわけか相当数の男性陣にも好評を博しているとか。かくいう如星も周囲数名からの執拗な勧めに応じて、ついにシリーズ前半をドサドサとまとめ買いしたのであります。

で、これが予想外に面白い。
ジュブナイル小説はほとんど読まないのだけど、昔読みかけて幻滅した富士見ファンタジア等にありがちな破綻した文章は一切無い。日本語の練度を感じさせる心地よい文体で、読んでいて苦にならないのだ。「少女向け」なんていわれる小説を読む際には、この点は恐ろしく重要である。

内容は当然のごとく乙女乙女少女少女した、一見裸足で阿波踊りと共に地の果てまで逃げ出したくなるような小恥っずかしさ(ぉ)。……が、不思議とそれを受け入れられてしまうのが面白い。これ、もちろん読み手に素養があるという点は否定できないけど、幅広く男性の人気も得ている理由はそれだけではあるまい。少し考えてみて気づいたのだけど、これは一種のガードキャンセル技なのかもしれない。

この小説、確かに現実にはありえないような乙女ちっくな女子校の話を扱っているのだけど、同時にどこか斜に構えたような、その乙女さから一歩引いたような文章が散見されるのデスよ。これがこの作者の巧いところで、こういうある種客観的な文章を時折読むことで、少女モノを読み慣れていない男性陣も「ああ、これなら読める」と思わずガードを緩めてしまう。……が、この作品のヲトメ圧力(造語)は尋常のモノではなく、ガードを緩めた隙に精神を一気に侵略されて、気が付けばこの世界を受け入れてしまっているという罠……。

少々電車の中で読むのが気恥ずかしい挿絵はちょっと困るけど、それでも仕事の行き帰りで一冊読み切れてしまうお手頃さ。小ネタも効いていてなかなかのお勧め作品なのでありました。
コメント。
 ↓
この種の問題を自分と関わらないエンターテインメントの一つと考える多くの人々にとっては、一つの事象が多数の原因・過程・結果の絡み合いとして存在しているなんて、考えたくもない発想なわけですよ。今回のNYテロからイラク攻撃への一連の流れであれば、「西側秩序世界v.s.テロ国家」「資本主義帝国v.s.第三世界民族自決」のような単純で自分の立場と正義を明確にしやすい構図に落とした方が楽しめちゃいますからね。更に構図作りすら厭い「テロの可哀想な被害者」で思考停止する人々もいるくらいで。

だから「当たり前の事が分からない」というよりは、分かる必要もなければ分かりたくもないんじゃないすかね。折角明確に自己の場所を主張できてるんだから、と。
 ↑
コメント終了

実際には、今回のような歴史的事件(incidentの適当な訳語が思いつかなかった)では「自分の旗幟」を明確にするなんて極めて困難なのは間違いない。メディアの、しかもTVニュースのソースだけを見て、全てを理解したつもりになって論旨を持つ市民が世論を形成できる以上危険ですらある。

考える、意見を提示する、それは重要。
でも自分の立っている側が正義と信じ込んで行動するのは、夢の中だけにしといて頂戴。

ちなみに政治家というのは自分の側の正義を信じ込んだ振りをして言動を考えなきゃいけないし、極めて利己的(自国/自分)に行動することを求められている職業なので、ブッシュやら小泉総理やらその他を上記の正義を持ち出して個人攻撃するのは的外れである。批判するなら彼らが「我々/彼ら」の代表であること、そして国際情勢を踏まえてしっかりとね。
Summary="少しは書き物の幅が広がるかね" Physical:92 (2002/09/12)

【2002-09-13-金】

「マリア様がみてる」
次に読む巻「ヴァレンティヌスの贈り物(前編)」何処にも売っていない罠
本屋を数箇所回ったが、どこも該当巻だけが切れている……(;´Д`) 寄りによって俺が読み進めるのに必要な巻が切れて無くてもいいじゃないか……うぐぅ。

しかし該当巻以外全部、各十冊単位で揃っている店で、どうしてこの巻だけなくなったんでしょうねぇ?
teible→Le Zinc→ドゥリエール→セガフレード

自分にとって渋谷とは「嫌いな街」に属すると思う。
混沌をキーワードにした街は嫌いじゃないはずなんだけど、あの無配慮な人込みと空気の悪さ、カオスに対するポリシーのなさ。ハチ公前の交差点を通るというだけで渋谷には行きたくなくなったりするのである(--;;
しかし、例えば東口から南へ出てしまえば、さほどあの空気を味わうこともなくカフェの点在する「リバーサイド」に辿り着ける。またホテル街の向こうにはなかなか良い店が集まってるらしいことも分かってきたので、マークシティの存在は実にありがたいことが判明。駅からあの中を抜けて道玄坂の上に出てしまえば、渋谷中枢エリアを通ることもないのだ。

teible:
そんな「渋谷周縁部開拓」の一環として、ぷく氏と夜カフェとして定評のある「teible」へ。いわゆる「渋谷リバーサイド(なんと皮肉の効いたネーミングだろう)」に点在するカフェ群の一つである。存在するブロック自体は住所から分かっていたんだけど、結局該当エリアを1周半してようやく発見する。
狭い雑居ビル風の空間に適当に配置されたテーブル群、というスタイルはAntenna Cafeと似ている──もっともこっちには座敷と座布団はないけれど。無機質にも近い内装に、窓から覗くは東横のガード下、そんな空気を「快適」に変えるコーディネーションは、まさに「不快」との紙一重なのだろう。

そばめしやカボチャの煮込みをかっ食らい。スーズをエスプレッソの後に注いで飲むのもいいもんだ:)
Le Zinc:
神泉近くにあるバー。「知ってる人は知っている」店らしく、渋谷のバー開拓の網に引っかかってきたので行ってみることに。……あちこちのWebで書いてあるように、店の場所は本当にわかりづらい(^^;; エリアがエリアなので、妙な客や団体客に入ってきて欲しくないということで看板が出ていないのだ。実際運良くぷく氏が目を向けた先にあったその擦りガラスの扉には、人差し指で隠せる程なサイズで「Le Zinc」とあるだけだった。

その扉を開けても、一瞬店を間違えたかと思う。
板張りの床に白い壁の廊下がまっすぐ続いているだけなのだ。その奥の鉄柵の扉を開き、ようやくカウンターに辿り着ける。この雰囲気はまさしくヨーロッパのアパートメントだね。落ち着いた室内は小ぢんまりとして快適で、6席のカウンターは確かに「妙な客」が来たらお互い困るだろうね。マスターは白のスーツに身を固めていて、それでいてこっちに寛いだ酒を提供してくれる。

ミント・ジュレップから強烈なモルトのコンビで意外なほど酔ってしまった。
何度かゆっくりと足を運んで楽しみたいタイプの場所かな。ちなみにフードはチョコとプリッツェルしかないので気を付けませう。
ドゥリエール:
突然シフォンケーキが食いたくなってドゥリエール@渋谷へ。ここのカフェが結構夜遅くまでやってるとは知らなかった。夜のこの時間は(場所を考えれば尚更)意外なほど静かで、2Fは分煙も効いていて良い感じ。
セガフレード:
最後の締めはセガフレで。ぷく氏勤務地赤坂見附には新しい店ができたらしいけど、俺の通勤行動圏にも一軒くらいできないかのぅ……。スタバより旨いエスプレッソ、イタリアの各種リキュールやプロセッコがファーストフード感覚で飲めるこの店はかなりおいしい( ̄ー ̄)


渋谷駅で彼と別れる。ここから自宅まで20分の彼を羨み、痛切に都内に住みたいなどと不埒な考えを浮かべながら、三連休を祝う夜は過ぎてゆくのでありました。
最近ぷく氏は早口ではなくなってきているらしい。うーん、困る(笑)
Summary="人は酒を飲むために生まれてきたのです:)" Physical:88 (2002/09/13)

【2002-09-14-土】

散髪、検眼。
珍しく週末にあいた真空時間を利用して諸事雑用をキリキリと。眼科では無事緑内障の検査でシロが出まして、遂に近視矯正手術に向けて加速開始である。ムム。
ぶどうさんから貸していたデジカメを受け取りがてら、Cafe SERIEでランチ。
昼飯をここで食うのは初めて。「小松さんのハヤシライス」や「ワタリガニのカレー」等、メシも結構凝っていて旨いものが多い。昼間っから呑みたくなる欲求をなんとか抑え(ている前でぶどうさんはヒューガルデンの生とか呑んでるし!)、甘味に留めておく。

離脱際に店員さんに「また今晩お待ちしております〜」とにこやかに挨拶されてしまったのはご愛嬌:)
「今晩は来ませんよっ!」と答えて帰ったのだけど……(下記参照)
久しぶりにMin女史と晩飯。
非常に謎な廻り合わせの結果、晩飯はラーメン(本当に謎)。で、流れで昼間の予言通り(^^;; Cafe SERIEに移動し、彼女のイギリス旅行の土産話や写真などを肴にのんびり杯を傾ける、っと。

湖水地方の話をしていてふと気が付いたのだけど、どうも自分には小学生のときの記憶がほとんど無いらしい。こういう湖畔にほとんど行った事が無いという話から、学校の遠足の話になったのがきっかけ。最初何気なく答えようとして、本当に記憶でもいじられたかと思うくらい見事に何も思い出せないのである。ウウム。

まぁ、その直後アメリカに飛んでいるので記憶が断絶している、というのがひとつ。
ふたつ、まぁ碌でもない記憶ばかりだから勝手に消去整理が進んだのでしょうなぁ。

しかし、指摘されるまで気づかないってのもナンだね(苦笑)
Summary="−−−−" Physical:92 (2002/09/14)

【2002-09-15-日】

移動時間を有効稼動時間に変えてしまうというのは、その日の主眼の一つが「談義」に置かれている場合は非常に有効である。……いや、単に電車の中で喋るというだけですが(^^;;、そんなわけで多少早起きしても迎撃に行くのは楽しいモンですな。
自己で自分を定義できる、というのは一つの強さだと思う。
「これが私だ!」と言うのに、本質的に他人を必要としないこと。強烈な自己肯定。自分を「所属や周囲の人間における自分の存在」で定義する必要のない人。……別に群れるのが悪いとか、嫌だとかいう訳ではない。むしろ集団を作るってのは快適に生きていく為の人類の偉大な発明だと思うし、「人のアイダ」たる人間だもの、他者との関わりが一番楽しいことだと信じている。ただ、それに依存しきっていないというだけのことだ。

でもそれは万人が持つ強さじゃあない。
自分の定義を自分ひとりじゃ賄えない人に対して、自分の所属、自分の周りにいる友人たちを再評価してみろなんて言ったところで受け入れられるわけがない。自分の存在点を攻撃されたと認識して怒り出しすらするかもしれない。そんな人々から相談を受けるときは、その辺を忘れないでおかないといけないわけだ。

考えてもみればわかる。
自分や君が「人は所詮独りである」そして「独りであるが故に他者を愛する」という自論に辿り着くまでに、いったいどれだけの苦痛を経験してこなければならなかったかを。それが万人の物でもなければ、一朝一夕で説得できる物でもないことが、わかるだろう。

そんな言葉を、赤レンガを眺めながらつらつらと。
古きと新しきが一つの視野に入る空間を愛でながら。
「それはまさに言霊遣いの御技であった」。

俺はいわゆる「リストカッター」という人種が嫌いだ。そもそも俺は自殺志願者、あるいは自殺志願広言者に対して、「誰かにその命を譲ってさっさと死ね。この世は死にたい奴が生きているには狭すぎる」としか返せない人間である。ましてや、このリストカッターたるや、何度も自らの命を絶つフリをして、しかもその事を広言し、自慢すらする連中なのだ。「他者に迷惑をかけない」という価値基準で動いている自分にとって、それが密室の中で行われるのであれば、どうぞ何度でも自由にその手首を切れば良いと思う。しかし現実にはその事で迷惑を蒙る他者が存在し、また広言することで結局は他者への受入れを要求する。死ぬ度胸もないクセにそんな行為を繰り返す連中が気に食わないのは仕方ないことだろう。

そんな俺が、ただ一度とはいえ手首に刃を引いた人間を、人生で初めて肯定的に評価したのだ。
俺自身驚いた。最初にその言葉を耳にした時は、相手が自分に似た芯を持つ人間だと判っていたが故に、不可解でもあり一瞬心配もした(余談になるが、芯を強く持つ人間ほど、それが終に折られた時の反動はすさまじいからね)。しかしその直後に聞いた言葉は、そんな疑念を一瞬で消し飛ばした。

ああ、それはまさに言霊遣いの御技であったのだろう。
経験を背負っているが故に紡ぎ出せる言葉。後向きの視線はなく、手首を切ったという事象と正対し、自己の人生の中にきっちりと据えている。その事実こそが、僕が相手の中に見た「芯」にすらなっている。

誰かの言葉に、殴られたような衝撃をここまで強く受けたのは実に久しぶりである。
その言葉に惚れ込んだと言っても良い。相手の肩を揺さぶらずにはいられない、そんな衝撃を精神の奥底に見事に叩き込んでくれたのだ。

改めて、心の底から生まれる言葉の持つ力の恐ろしさを感じると同時に、もちろんこの言葉を紡いだ相手の評価は一気に急上昇したね:)
本来日記に書くべきことじゃないのかもしれないけど、あまりに衝撃を受けたので思わず。
……よって、本日の参加面子は一切日記上では触れないことにしました。ご了承くださいませ(^^;;
Summary="共感と驚愕と狂想と" Physical:87 (2002/09/15)

【2002-09-16-月】

神は日頃の行いに免じて我らに3日目の休日を与え賜うたのである(w
久々に朝からマターリしつつ、ついでに諸事雑用。

同じく久しぶりにアマルフィ@横浜ハンズへ。
横浜ハンズ内の飲食店2店舗はどちらもクオリティが高くてグッ。この店は紅茶ブーム以前から、キチンと折り目正しい基本の茶葉数種とポットサービスを提供してくれていた貴重な場所でありました。こうして紅茶葉を数種置く店が増えた今でも、いつの間にか禁煙席と喫煙席の比率が逆転し、まっとうにお茶を楽しみたい人種にとっては非常にありがたい場所であり続けてくれてます(-人-)Amen.
#これが「紅茶屋」といわゆる「喫茶店」の違いかもね。にしたって、お茶屋でタバコを吸うような非常識人は正直勘弁して欲しい……。

相変わらずしっかりとしたボリュームのサンドイッチで腹ごしらえ。
僕の記憶の中ではほぼ唯一の「クランペット」を出す店でもあります。お勧め。
携帯をauに変えてから2週間余、遂に本日ドキュソドキュモを解約

ドキュモはPHSの頃から使いつづけ、携帯になってからもPHS契約自体はデータ通信用P-inとして保持し続けたから、実に足掛け5年のお付き合い。……データ通信用端末を使っていたため、すっかり忘れていた自番号を解約時に書類の上で目にした時、初めてPHSを彼女と一緒に買ったときの記憶が蘇るなんてのはつまらん感傷かねぇ。

彼女との通話明細、彼女とのメールばかりで埋まっているこの番号。それを手放す書類にサインした時、ふと彼女と別れてからの時間がもう年単位で数えられることに改めて気がついた───今日の自分の基盤を作ったとすら言える一時代が、とっくに終わって久しいのだと。

今、その記憶を懐かしさとしてしか思い出さないことを、嬉しくもあり寂しくも思うのでありました。

……ドキュモ自体とは後半ド偉くドキュソな目に合い続けてきたので、非常にスッキリしましたが(・∀・)何か。
昨日の衝撃の余韻がまだ頭の中に残っていて、ちょっとふらつき気味でした。
Summary="安寧という名の甘い毒" Physical:86 (2002/09/16)

【2002-09-17-火】

今週は4日だけで(・∀・)イイ!かと思うと涙が出てくる如星ですおはようございま。

Webをふにふにと突付いていて、ezplusで動くMSNメッセンジャを見つけて早速入れてみる。……おお、相当まともに動くではないか。nickの変更もキッチリできるし。……同じ携帯でメッセージを送るならメールでもいいじゃん、と思われるかも知れないが、MSNには「そこにいる誰かに何かを聞きたくなる」ことが結構あるので、ノートPCを出さずにMSNにつなげるのは結構嬉しかったりする。

まぁお前、僕もまた「常時『誰かと』接続」症候群の感染者だってこった。
結局もう書店を巡るのが面倒になったので。
しかしAmazonでも該当巻が「お取寄せ」だったとは、一体なんなんでしょーね。

この度はオンライン書店ビーケーワンを
ご利用いただき、誠にありがとうございます。

下記の通り、ご注文を承りましたので、ご確認ください。

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注文番号:
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 商品名:マリア様がみてる ウァレンティーヌスの贈り物前編(
 商品名:マリア様がみてる ウァレンティーヌスの贈り物後編(
 商品名:マリア様がみてる いとしき歳月前編(コバルト文庫)
 商品名:マリア様がみてる いとしき歳月後編(コバルト文庫)
 商品名:マリア様がみてる チェリーブロッサム(コバルト文庫
 商品名:マリア様がみてる レイニーブルー(コバルト文庫) 
 商品名:マリア様がみてる パラソルをさして(コバルト文庫)
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 送料・手数料(税込):250円
 ご注文金額合計(税込):3583円
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お支払方法: クレジットカード

大人買いってすらばしい。
Summary="金で買える時間なら買っとけ" Physical:88 (2002/09/17)

【2002-09-18-水】

今週残りは社内のデータベース研修に出席。
……なんだけど、なんでまたこう典型的な技術ヲタ講師なんだ(;´Д`)


このリスト、当てはまる人多すぎ。
ただでさえ内容は退屈だというのに、こりゃ仮眠タイム決定かのぅ……。
今日のクオート:
仮眠はすませたか?
リポD一気飲みは?
部屋の隅でガタガタふるえてデバッグをする心の準備はOK?
usost氏、某IRCチャネルにて
Summary="無味乾燥" Physical:90 (2002/09/18)

【2002-09-19-木】

研修所のある茅場町付近は、結構昼飯向けの「旨いモノ屋」が揃っている。
洋食屋の分厚いハンバーグ丼や、値段からは信じられない焼き鳥屋の親子丼。立ち食い蕎麦でも味わいよろしく、6席しかないカウンターで出るカレーは辛味と旨味が絶妙。メシの後には以前も書いた和菓子屋にふらりと立ち寄れる。もう少し涼しくなれば、餅をつき始めるので暖かい御汁粉も出るようになるとか。

つまらない一日のカンフル剤は、やっぱり何と言っても昼飯なんじゃないかと思う今日この頃。社食のメシも悪かないけど、この幅広さから悩む時間もまた楽し。敵はただ一つ、エンゲル係数のみ。

……要するに、もういきなり食欲の秋に向けてリミッター解除中( ̄ー ̄)
かつての中国王朝では、廷臣が朝廷に参内した時のルールの一つに、常に少し屈んで小走りで(これを趨という)移動しなければならないって一項があった。これは「全ての廷臣は皇帝陛下の下僕である」という建前上、悠然と歩いてはいけないという話だそうな。
しかし、政府高官は任命された官職をあらわす「官印」を「印綬」で胸元に結び付けている。まぁあの王朝のこと、結構派手に飾りなどついた奴らしいんだが、これが当然走るとカチャカチャと音を立てるのである。廷内ではもちろん謹厳にしてなきゃイカンわけで、仕方なく走るときは片手で印綬を握り締め、音を立てないように移動したそうな。

……なんて事を、携帯のストラップマスコットを握り締めながら走って思い出すのである:) 今も昔も、人間の行動には根本的に似通った所があるもんだのぅ、と。
昨日、久しぶりに見た抜けるような青空を眺めている時。
まだ薄青い夕暮れ、千切れた灰色の雲が反す茜色の光に目を留めながら。
今、中天に冷たく煌々と輝く月を振り仰いで。

そんな時、ふとこの瞬間を誰かと共有したくなることがある。
異なるお互いの感性が、この情景をどんな言葉に紡ぐのか、物書きとしての頭が回り出す。
この近い空だけは、きっと同じ時に同じ物を見上げているはずだから。

せめてこの瞬間にメールぐらい送ろうかとも思うのだが、ま、直接言葉を交わす方が良いのかね。
Summary="小人閑居して不善を為す" Physical:94 (2002/09/19)

【2002-09-20-金】

まったく今更ながら、2ch専用ブラウザに手を出しております(;´Д`)

最近2chでの情報収集が多くなってきた事、遂に書き込むこともチラホラ出てきた事で、ブラウザでの閲覧に苦痛を感じるようになってきたのデスよ。一応タブブラウザ遣いではあるので、普通にウィンドウ開いているよりは楽なのかもしれませんが。
まぁ考えてみれば、規模と効率優先の設計をされている2chは確かに使いづらいわけで、そこをプレゼン層とアプリ層という「エンドノード」の上の方で何とかするってのは、インターネット的に見ても至極まっとうな解決ではありますね。

遂にお前も逝いて再び帰らざる点Point of No Returnを越えてしまったかと内心忸怩たるものがあるけれど(ぉ)、現実として2chに掛ける時間を減らすにはその辺割り切るしかないのである:)

ってな訳で、快適な2ch環境を求めてさまよった結果、ABoneにたどり着く。
ホットゾヌ、ギコナビ、2chブラウザ等を試してみたんだけど、このABoneが一番「Windows的な操作体系に違和感がない」。2ch用ブラウザは確かに激しくニッチ向けのツールであるから、そのユーザビリティ向上の努力の結果として、Winアプリとしての方向性から外れ独自色が濃くなるのは仕方ないのかもしれない。だけど、やっぱり一応「GUI」の皮をWindowsで実現している以上、アプリ操作体系には一貫性が欲しいと思ってしまうわけですよ。

で、ABoneの余りの使いやすさに(本当に今更ながら)感動している如星。激しく(・∀・)イイ!
Serie晩飯。
スーズでモーニを作ってもらおうと思ったんだけど、まだ入荷してないとのことで、適当に甘苦い酒で「ほげモーニ」を頼む。出てきた酒はイタリアンヴェルモットのアマーロ(ラマゾッティ・アマーロ)で作られたアマーロモーニで激しく(゜д゜)ウマー。ゆっくりと疲れを流すかのような、夕暮れ時の少し早めの酒にはぴったりである。

食後にマスターの台詞、「食後、コーヒーの後なんかにストレートで呑まれる方が多いですね」の一言を思い出し、エスプレッソとデザートを始末した後にアマーロを注文。甘味と微かな苦味(アマルゥス:)でマターリして、帰還。
Summary="Yet Another 3Days-Weekend" Physical:88 (2002/09/20)
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