【雪の境界式】

今月頭に「定期更新復活宣言」などしておきながら、また更新間隔が空いてしまいました。無念。

一応言い訳をさせていただくとすると、この一週間のプライベートタイムを無為にラーズグリーズに費やしていたわけではありません（笑）。冬コミ発行予定の小説本執筆に全力を投入してぶん回している状態です。

……というわけで、先日とりあえずは表紙カバー部分の入稿を完了しました。合わせて新刊情報を公開いたしましたので、よろしければご覧くださいませ。今回は夏に登場させられなかったイリヤさんを堂々主役に。イリヤルートの新造ではなく、既存ルートで彼女を救済できないかと考え、「雪の境界」として鋭意執筆中です。

また今回もるろお様に素敵表紙をお引き受けいただきました。毎度ながら本文に見合わぬクオリティ、ありがとうございます。もー漢バサカさん萌えです（そっちかい）。

おまけ：

1. 新刊情報に載せたプロローグ文、もちろんAceCombat5のオープニング台詞のもじりで、本文ではフルレングスで載せています。あ、本の方ではキチンとクレジットいたしますので念の為。
2. 英語タイトル“a cathedral, snowhite”、実はsnowwhiteのタイポなんだけど気づいたのが入稿直後。差し替えの気力が残っておらず、もう意図的な新造語ってコトにしちゃったのは、ボクらだけの秘密だぞっ。

【アニバーサリー・オブ・コミティア】

毎度毎度のコミティアへ。今回は何でもコミティア20周年だったそうだけど、ここ数年からの参加者である如星にはイマイチ実感はなく。でも、こういう創作系というイベントが長く続いてきたという事実には、その影で支えてきた人々に素直に頭が下がる。こんぐらっちゅれーしょんず。

さておき、未だに夏コミで買った本が机上に山と積まれているのに、まだ同人誌を買いに行きますかい、と我ながらツッコミを入れたくなるところだけど、やはり創作系には創作系にしかない魅力があり、そして他の同人誌のような書店卸があまり期待できないこともあって、これだけは欠かさず足を運んでしまうのですよ。

また自身が同人誌制作に入っている時は、構成やデザインの参考にさせてもらうという意味でも重要なイベントなのである。こればかりはコミティアの独壇場と言っても良く、オリジナル創作畑は「魅せる」という点に力を注いだ作品が多いように思うのだ。これは原作の人気という後ろ盾が無い分、手に取ってもらうと言う最初のハードルが二次創作よりも高いためかもしれないし（根拠ナシ）、やはり原作に左右されず己の腕一本、というこの方たちのレベルは非常に高い（無論ピンキリだが、ピンのレベルが高いってのが重要）。

ま、最近はコミケ等二次創作の大手さんの中にも、単に絵柄の技量だけでなく、構成とデザインと言う面を強く打ち出した所が増えてきている気もする──ま、ある意味もはや絵柄だけでは差別化されない、という事かもしれないけどね。もちろん、絵柄の技量だけで食わせられるなら別にデザインの技巧なんて要らない、という面もあるだろうけど、Fateに例えるなら、圧倒的な力のあるバサカさんの剣に技巧など不要であるが、そこに技巧を重ねたセイバーの剣は手に負えない程美しい、といったところか。またその比喩で言うならば、創作畑の方々の剣はアーチャーのソレ、と言ってよいかもしれない。神造の一次創作に頼らないが故の、極めゆく技巧というか……。そして圧倒的画力等持ち得ない如星がお手本にするのは、やはりアーチャーが一番だと思うのですよ:)

【ToDo, or say, WishToDo】

しかし創作畑の「良作紹介」って、あまりオンライン上で見かけないなぁ、とも思う。創作系ページ同士のリンクは多々あるだろうけど、リンクは外への希求力を持ち得ない。一番ネットワーク化されていて充実しているのが、紙のティアマガだったりするわけだ。

今抱えている原稿が上がったら、手元に揃いつつある高レベル創作系同人誌を、一冊ずつ勝手解説紹介でもしていきたいなぁ、なんて思っていたりする。たかが自分のページが良作紹介をできるなどとは思わないが、この世界を知らない人への若干の手引きとなればよいな、と願いつつ。

ま、その手の「原稿が終わったらやりたいネタ」には、このサイトデザインの一新という項目も含まれている。見た目のデザインと言うよりは、しがらみありまくりのHTML+CSS構造のゼロからの書き直し、というべきか。その辺りを基盤に、いい加減リンク集の恒常的メンテにも着手したいし、念願の君望コンテンツ全改定＋紙ネタ全公開もやりたい。嗚呼、プランだけであれば広がる一方なのだが……誰か私にサイトいぢり休暇でも恵んでくだされ（笑）。