件のマブラヴ、「アンリミテッド・モード」プレイ中。本編と同量のCD2枚を持つ、おまけというにはあまりに贅沢な本編のパラレルワールドモノである。
これがツボにはまり大笑い。対異星生命体戦争下にある人類の国連訓練校を描いた物語、といった風情で展開されるソレは、SF読みや架空戦記読みなら思わずにやりとするネタに満ち溢れていたのである。あちこち何処かで聞いたような設定が多いけど、これはパクりではなくパロディというべきだろう。そのパロディ的要素を加味しても、尚(これが本来ギャルゲであることを考えれば)なかなかに読み応えのあるSF戦記モノに仕上がっているのだ。
またアンリミ世界が明確に「本編のパラレルワールド」と位置付けられている点が面白みを増している。ライトノベルよろしく主人公だけは本編世界の住人なのだが、まるで本編をただの前振りに使ってしまったかのような贅沢さ。本編のあまりにお約束で平和な世界を見ているだけに、アンリミのあまりにお約束で過酷な世界との対比が、古典的ではありながらもキチンとした重みのある主題を加えていて、これまた読ませる話になっている。
──単純に谷甲州ばりの異常兵器や、御大も斯くやと言わんばかりの異星体設定等を追っているだけでも楽しい。しかしプレイ中にも時折ふと思うのだ、……俺が買ったのは本当にギャルゲーかと。
アンリミの話をIRCでひとくさりしていたら、某同志より「だったら師匠、この辺を読んどきましょう」と推薦図書リストを渡される。先日の戦訓を心得た男で、見事にURL付きでのご案内である。「同じネタ(この場合だと軍事モノ、架空戦記モノ)の通じる人間」と語れた嬉しさもあって、ちょっと悩んだ後にフラフラとクリック力を発揮してしまったのである。
エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF 746) | \880 |
死者の代弁者 上 (ハヤカワ文庫 SF 884) | \640 |
死者の代弁者 下 (ハヤカワ文庫 SF 885) | \640 |
スタータイド・ライジング 上 (ハヤカワ文庫 SF 636) | \760 |
スタータイド・ライジング 下 (ハヤカワ文庫 SF 637) | \760 |
知性化戦争 上 (ハヤカワ文庫 SF 872) | \680 |
知性化戦争 下 (ハヤカワ文庫 SF 873) | \757 |
覇者の戦塵・急進真珠湾の蹉跌 (C-novels) | \800 |
覇者の戦塵・反攻ミッドウェイ上陸戦 上 (C-novels) | \800 |
覇者の戦塵・反攻ミッドウェイ上陸戦 下 (C-novels) | \800 |
覇者の戦塵・激突シベリア戦線 上 (C-novels) | \800 |
覇者の戦塵・激突シベリア戦線 下 (C-novels) | \800 |
覇者の戦塵・オホーツク海戦 (C-novels) | \1,100 |
覇者の戦塵・北満州油田 (C-novels) | \1,000 |
覇者の戦塵・激闘東太平洋海戦 1 (C-novels) | \850 |
覇者の戦塵・激闘東太平洋海戦 2 (C-novels) | \850 |
覇者の戦塵・激闘東太平洋海戦 3 (C-novels) | \857 |
覇者の戦塵・激闘東太平洋海戦 4 (C-novels) | \857 |
覇者の戦塵・謀略熱河戦線 (C-novels) | \1,100 |
覇者の戦塵・ダンピール海峡航空戦 上 (C-novels) | \857 |
覇者の戦塵・ダンピール海峡航空戦 下 (C-novels) | \857 |
覇者の戦塵・ニューギニア攻防戦 上 (C-novels) | \857 |
覇者の戦塵・ニューギニア攻防戦 下 (C-novels) | \857 |
注文合計 | \19,159 |
消費税 | \958 |
送料・手数料 | \250 |
合計 | \20,367 |
……いくら衝動買いは漢の華とは言えね、もうアフォかと(;´Д`)。まぁ後悔はしてないんだけど、先日本棚不足を嘆いたばかりだというのに、一体コレだけの本を何処に格納するというのだ、俺。
そういえばご存知ない方もいるかと思ったので念の為。
アンリミモードの最終話タイトル「遥かなる地球の詩」は、巨匠アーサー・C・クラーク氏の「遙かなる地球の歌」を想定してるんだろうなぁ。SF的な舞台を精緻に描きつつ、決して舞台そのものを主眼とはしていない、一つの恋愛、そして「あまりに遠くへ来てしまった」人類の感傷を描いた物語である。如星好みのクラーク作品中でも、1、2を争うお気に入り。未読の方には是非お勧めとしておこう。
おおそうだ、URLはコチラ:)
Summary="−−−−" Physical:-- (2003/03/11)
携帯を換えて数日。そういえば、着メロは未だデフォルトサウンドのままだった。
以前ダウンロードしたファイルは著作権ガードに掛かってコピーできなかったけど、まぁ所詮ロクなものはなかったのでヨシ。結局は自前MIDIからの変換の方が面白いし、更にこの機種はMP3を着信音にできる(着うたというヤツだな)。この機体は完全プライベート機体ってコトもあり、いつか機会を見てネタを仕込もうと思っているんだけど流石にまだ時間が取れないでいた。
#そーいえば昔留守電応答メッセージを「この電話は盗聴されています……」にしといたら、バイト先の人が本気で信じてしまったコトがあったのぅ……。完全プライベート機じゃないとそういう遊びが出来なくてつまらん。
……が、ふと思い直してみれば、学生ならいざ知らず、社会塵生活をしていると「着信音」ってのは自分以外が聞く機会ってほとんど無いんだよなぁ(w)。外出先では基本的にバイブのみで音を鳴らすことなど無い。職場や電車の中で鳴らされるメロディは、どんなに凝っていても白い目以外で見られることはないわけだし。となると自宅で、自分ひとりだけの時にしか着信音など鳴らないではないか。おまけに自室なら別に鳴らさなくてもバイブのままで気づくし……(そーいやマナーモード切り忘れてそのままにしてても大して問題ないな)。
自分が悦に入るか、友人に「聞いて聞いて」と聞かせるかぐらいしか活躍どころの無い着メロ。なんだ、今回もまた「黒電話」でいいんじゃないか(ぉ)
Summary="−−−−" Physical:-- (2003/03/12)
if氏の日記に触発されて雑感。
テキストサイトどころか、未だに女性作家の小説を女流作家というコーナーに並べている本屋、何とかしてください。結構中堅規模の本屋でも、平気でそういう非常に検索性の劣る並べ方をしている所があるのには驚きである。そういう店でも、ミステリー等で大きく名が売れた女性作家は流石に各ジャンルエリアや売れ筋エリアに並べられてるけど、それは置かれる場所がまちまちになるという事なので余計に探しづらい。
ついでにもう一つ。女流作家という論外な並べ方は減ってきているけれど、逆に一向になくならないのが出版社・文庫別の配置である。あれもどーにかならんものか。文庫分けがジャンル分けになるSF、ミステリ、ライトノベル等のケースはまだ理解できるんだけど、「普通の小説」を文庫別の配置にして嬉しい客ってどれだけいるのだろう。それはつまり、ある作家のファンだが「ここの文庫から出てれば面白く、ここから出てるのはつまらんから買わない」という判断をする人がそんなにいるのかって事なんだが。
如星は小説に関しては新作を追いかけるタイプではない。だから「あの作家のこういうタイトルの本」という情報だけで、気が向いたときにふらりと本を買いたくなったりするのだけど、文庫名までは普通覚えていないので探すのが非常に面倒なのだ。わざわざ店員呼ぶのも馬鹿らしく、結局本屋を素通りすることもしばしば。結局、作家名とタイトルで一発検索のオンライン書店で「ふらり」と買ってしまうことが最近増えてきた。オンライン書店なんて欲しい本を明確に決めて買うケースが多いかと思っていたけど、こういった「なんとなく買い」の客すら、オフライン書店は客を奪われているというわけだ。
返品制度や棚卸を考えれば、確かに文庫別のほうが「店は」楽なんだろうと思うが……今時顧客より自前の都合優先してる気がしなくもない今日この頃。
カフェ系の店には「ソファー席」というのがよくある。一人がけのソファー席というよりは、「カウチ」と呼ぶべき長ソファーの前に低いテーブルが置かれているタイプの物のことだ。この手の席は長テーブルの三辺を四人ぐらいで占めて使ってもいいが、二人だけで堂々占領して寛ぐのにも結構良い。まぁ自然とカプールばっか座る席になるのだが。
しかし、このカウチタイプの席は、座る人たちの私的空間はテーブル席ほど閉じられていない。「自分たちの前」という私的空間を、配置によっては店全体、少なくとも店員のサービスには広く開けておくことになるからだ。これがどうも落ち着かない、という人は結構いるんじゃないだろうか。店員の配る「サービス」をすんなり受け入れて、かつ堂々と寛いで酒でも傾ける、なんてのは、確かにある程度の慣れが必要だ。
しかし前述したように、その席はカップルがよく座る席でもあるのだ。「よーし今日はちょっと雰囲気いい店いっちゃうぞー」とか気合の入った若い男の子がソファー席をご指名し、結果として女の子と二人して「ホテルのスイートを取ったは良いけど広すぎて落ち着かなくて、布団を持ってきてもらって部屋の端で敷いて寝て」いるような座り方をしているのをよく見かけることとなる。微笑ましいというかなんというか:)
まぁこういうのって場数を踏めばそれなりに慣れてくるものだけど、こんな場所を選ぶのならば、やはり男女問わず、一度年上の手馴れたおにーさま・おねーさま辺りに「サービスの食い方」を(色恋抜きでよいから)経験しておくと大分違うんだろうなぁ、と改めて思った金曜の夜。そういや、この手の席で「メシ」を食おうとすると結構辛い、というのも忘れられがちかもね。メシを食い、移動して酒を飲み、また移動してカフェで締めるといった、一つの流れを河岸を変えつつ作る、というやり方も、一次会、二次会という概念の飲み会ばっかやってるとなかなか自然に実行できないモンだし。マナーと作法、というフォーマルの世界とはまた別の、ホスピタリティの自然な味わい方ってのは、別に金を掛けなくても得られるものなんだがねー。
あ、別に「サービスの食い方」で楽しむべきだとか、それが上等だとか、別にそういう事を言いたい訳ではない。「時間の楽しみ方」は人それぞれで、それぞれにプロトコルがある。例えば俺にはどーしても、夜ちょいと車を飛ばして、その空間を楽しむといったことができないでいる。俺はそのプロトコルを知らず、またその道を語ってくれる先達もいないからなのだ。きっと俺がそれをやれば、三流のマニュアルでも読んだようなぎこちない動きを演出してしまうことだろう:) どうせ「ある道」で楽しもうというのなら、ただソレが上等と言われているからとゆーような理由ではなく、一度その道の先達に慣らされといた方が楽しめるだろう、というだけなのだ。
Summary="ホワイトデーの「ホワイト」って「俺の白ぽ」のコト?" Physical:-- (2003/03/14)
沈黙は誤解や思い込みを誘発、増幅する。商売において「沈黙は金」と呼ばれるのは、別に商売では客に全てを分かってもらう必要などなく、むしろある程度の誤解や思い込みを持ってくれた方が、「購入させる」という商人最大の目的を達成するのに有利だからではなかろーか。商売に必要なのは「説得力」なのですからな。もちろん、「何が」誤解され、増幅されるかは沈黙直前までの印象によるので、ただ沈黙すりゃいいってモンじゃないはずですが。
だから商売ではなく、一応相互理解を必要とする対人関係の問題解決に、沈黙を使ってみせるのは非常に難しい技だと思う。大抵沈黙は意図せず使われ、相手の誤解、往々にして悪感情を増幅する役にしかたっていない。それでいて「言わなくても分かるだろう」と怒るのはただの傲慢じゃなかろーか。以心伝心だのを持ち出した挙句、「言葉なんかじゃ伝わらない」などと嘆くのは、人が曲がりなりにもメインコミュニケーション手段として使い込み、鍛え上げてきた「言葉」を十分に振るってからにして欲しいモンである。
「言葉じゃ伝わらない」と「言葉だけじゃ伝わらない」の間には、大艦隊が行軍できるぐらいの隙間が開いてると思うぞ。
委託先としてお世話になっている有栖山公園をお世話されている(?)たきざーさんが上京してくるとのことで、ぶどうさんと合わせて横浜にて迎撃。一日の終わりをCafe Serieで過ごす。相変わらず爽やかナイスガイ風のたきざーさんと、相変わらず有栖山興業の社長風のぶどーさんを、シェリーを傾けながら待つことしばし、っと。
しっかし、この店の「カフェ」という名称からは想像もつかない料理のレベルの高さは何なのでしょう。今日のメニューにあった鶏のコンフィーが絶品。これに何か合う酒を……と聞いたら、既に一杯目で飲んでしまっていたシェリーだとか。同じモノでは芸がないと悩んでいたら、マスターさんが「敢えてちょっと割ってみましょうか」と、あと一歩バランスを崩したらタダのトニックになってしまう、絶妙なバランスのシェリーとトニックのカクテルを作ってくれたのでした。流石はStonefreeの祖、未だバーテンとしての腕は見事なまでだのぅ……。
そんなこんなで、寝落ちしているぶどう氏を横に(w)たきざーさんとは各方面諸所語っているうちに、見事に終電を逃してしまったのでありますた……。久しぶりの「時を忘れる」ひと時。たまにはいいモンですな。
#その後ぶどう邸に収納、揃って「ラグナでもやっか!」と意気込んだのは良いものの、眠すぎて速攻全滅したのはご愛嬌。我が狩人、70代にしてボンゴンに殺されるとは……「あ、罠あるの忘れてた」……酔いすぎ。
Summary="再来、人生楽在相知心" Physical:88 (2003/03/15)
マブラヴのプレイは順調に進み、書き物のネタ補強もだいぶ貯まってきました。SF好きや御大好きは趣味に走り過ぎないように気をつけなきゃいけませんが:)
が、しかし、何だか「オルタナティブ」なるものが出るらしいじゃないですか、しかも8月頭に。続編ではなく別エンド的等言われているようですが、まぁ要するにネタの根本的な部分がその時まで明かされないわけですな。先日から練っている話の方向が、どうしても「エクストラ」と「アンリミ」を融合させたネタに走っているだけに、自分の書く話が根本からひっくり返されかねないわけで……。それが8月頭。夏コミで本出すなってコトなんでしょーかねぇ……。
まぁ「オルタナ」が出ても堂々パラレル、いやこっちが先んじた正統でい、と言わんばかりの小説を書いちまえばいいんですけどね(ぉ)。「本編以後に出たものはオフィシャルであってもパラレル」という如星のスタンスからは当然なんですが、しかし如何せん今回はインパクトが大きすぎる……。
……もう数日悩んでみまふか。
Summary="−−−−" Physical:-- (2003/03/16)
大規模枝テロの鎮圧中にイグ葉露天を出す商人に、人間が持つ商魂の本質を見た気がした(w)。
枝テロとは、ラグナロクオンラインにおける半テロ半祭りの一つ。本来敵の出ない街中マップにおいて、敵を召喚する「古木の枝」を一斉大量に使うことにより、露天を出している無数のAFK
大量の死体が生産される初期段階を過ぎ、通りすがりの戦闘職による鎮圧が開始され、プリ様による商人への辻リザが進む第二段階。商人たちはここぞとばかりに逃げるか、反撃するか、はたまた手持ちの別キャラで再ログインしてリベンジに来るかなんだが……。
そんな連中が多い中、迷いもせず戦地のど真ん中で「戦争消耗品」の露天を出す商人に思わず拍手。ま、この他、銭チートによる金銭増殖が生み出したインフレでも、それを利用して儲ける連中はキッチリ儲ける。要するに世界の縮図というわけでございますなぁ。
直言の士は直言すりゃ偉いのか。李卓吾ちう明の思想家がそんなことを言っている。
アホ君主がいたとする。国家の良策を真っ向提示して玉砕させてしまう臣下と、その場は「はいそうですか」と引き下がりつつ、アホ君主にへつらいつつ踊らせて、策の切れ端でもいいから世に出そうとする臣下。人は前者を忠臣と呼び、後者を阿諛追従の輩と呼ぶ。しかし国家の為になったのは果たしていずれであろうか?というものだ。
直言というのは勇ましい。世の中勇ましいコトはそれだけで受けが良い。おまけに勇ましい台詞は正論であることもしばしばで、正論というのはとにかく反論しづらいものなのだ。しかし、残念ながら世の中は勇敢や正論が想定するよりも少しだけ複雑で、正論が実効力のある策を縛ったり、勇敢が相手の硬化と反発を生んだりもする。先の例で言うならば、結局直言の士とやらは、アホ君主が反省するような殊勝な奴で無くなった瞬間、アホ君主の政策ばかりを世にのさばらせることになるワケだ。
……さて、このご時世、むしろ「戦争反対」というのは大変勇ましい。もちろん、反対の声自体は重要なものだと思う。
だが本来アホ君主に掣肘を加えうる存在が、直言を玉砕させてしまったのに英雄気取りでいるのは理解に苦しむ。圧力以外の存在理由がない一般理事国なら分かるんだが……。何処となく「フランス人は政治のしかたを知りません」というマキアヴェッリの言葉を思い出させるのは偏見に過ぎるんかねぇ?(一方でイギリスに未だそれなりの老練さを見る所以でもあるが)
Summary="−−−−" Physical:-- (2003/03/18)
中国緑茶。中国の緑茶は釜煎り系で、日本の緑茶とは一味違った香ばしさが売りだとか。しかし紅茶や烏龍等の青茶と違って、緑茶はあまりに身近すぎて逆に「買ってまで手を出す」ことが少なかったのだけど……名前に惹かれて思わず通販してしまった(ぉぃ)。いかんねこの物欲。
で、入れてみると、確かに香りは中国緑茶らしい油を引いた大釜のような香ばしさだけど、甘味はむしろ玉露に近く、かなり日本人好みの味わいかも。当然似非緑茶のペットボトルなんぞからは程遠い澄んだ口当たり。気楽に急須で何煎も入れられるし、これは当たりかもしれませぬな:)
アフリカの方の紅茶だとか。やっぱりインド・ダージリンやアッサム、セイロン、中国といった「茶の名産地」には伝統の積み重ねによる実績があり、他地域のお茶はイマイチ魅力で勝てないことが多いのだが……。今回たまたま人に勧められて買ってみたのだけど、アフリカ茶園の皆様今まで偏見持っててごめんなさい。めっちゃ旨いです。上のリンクにも「アフリカでは珍しいオーソドックス・フルリーフタイプ〜」とあるように、アッサムかディンブラ辺りの堂々王道系のお茶。「いかにも紅茶らしい」味わいをバランス良く楽しめる逸品。値段も安いしかなりお勧め。
思考を明晰に保ちつつ寛ぐなら、深夜の友はやっぱり酒よりも茶かな。酔えることに変わりは無いし:)
Summary="−−−−" Physical:-- (2003/03/19)
ライウィスキー、レモン、砂糖、ジンジャエールを使った、スターターとして私的定番になりつつあるカクテル。ウィスキーではすっかりモルト呑みになってしまった癖に、ライウィスキーの魅力のつまったこの一杯は妙にツボにはまっているらし。ジンジャエール系のカクテルは甘口になりがちだけど、Stonefreeで頼むと本物の生姜を加えて辛口にしてくれるのがいいねぇ。
Bertaブランドの、スタンダードな「グラッパらしいグラッパ」。頼んだぷく氏は「これマールっぽく感じるんだけど……」と言ってたけど、初印象の違いだろうか。それにしても、あまりに「グラッパっぽい香りのマール」や「マールっぽい味わいのグラッパ」にぶち当たるので、マールかグラッパかで分けて考える意味はあまり無い気がしてきた今日この頃:)(グラッパはイタリアの、マールはフランスの葡萄絞り粕蒸留酒)
癖の強いアイラとしては、かなり軽め。アイラを何杯も飲み始めるときの「最初の一杯」として好まれているとか……今回初めて聞いたんだが。試しに呑んでみたけど、やっぱり軽すぎて物足りなくなる面はある。でもアイラの魅力はキチンと味わえるので、アイラ慣れするための入門としてはいいかもしれない。……ま、いきなり癖の強いのから入る手法をお勧めしている俺らとしては利用しないだろうけど。
辛目のシェリー酒。つまみに頼んだゴルゴンゾーラのペンネに合わせて。むしろペンネが旨くて:) でも「青臭さ」はもっと効いてても良かったなぁ……。「今日のお勧め」にあるようなペンネなので、あんまり「本領発揮」したチーズを使ってしまうと普通のお客さんには強すぎるのかもしれないけどね。
デザート&エスプレッソの時に、ひょいと見つけてキュイと飲んだグラッパ。マスター曰く「安めで何処のバールにでも転がってるような、でもグラッパの原点が味わえる『グラッパ地方の』グラッパ」だそうだ。確かに先に飲んだエリシのような深みは無いけれど、文字通りバールで気楽にシメるにはいい酒。ウマー。
気心知れた相手と時を忘れて寛ぐなら、週末の友はやっぱり茶より酒かな。肩肘張らない酒の連続で、長い週末の入りを祝うなんてなぁ最高の時間の過ごし方だね:)
例え杯数を重ねても、嫌な飲み会等でなければ、むしろ思い切り寝て翌朝の目覚めはすっきりするモンである:)
Summary="不意の誘いに微笑む夜" Physical:92 (2003/03/20)