自分が今使っている携帯はau、操作性と画面視認性のよさを買ったA5302CAである。ちょうど手に入れたのは一年ほど前、そろそろ画面解像度向上と操作系のチューンナップのために、同カシオの新機種(ただし一つ型落ち)でも買うかと思い始めてきた今日この頃。A5302CA直後の後継機は使いもしないカメラの為にデザインが悪くなっていて興味もなかったのだけどね。
ところで携帯と言えば、非常に謎な機能が一つついている。いや何カメラのことじゃなくて、着メロあるいはau風に言えば着うたというヤツのことだ。さらに言うなればそこから付帯する着メロダウンロードサービス等々のことでもある。うーん謎。
何が謎って、確かに俺自身CowboyBebopのサントラを着うたなぞにしているのだけど、思い返してみればそれを自分の耳で聞いたことはほとんどない。よくよく考えてみれば、着メロが鳴って「嬉しい」シチュエーションというのはほとんどないんじゃないだろうか。まず会社で個人携帯を鳴らすようなマネはせずバイブだし、電車の中やメシ屋の中で鳴らすのは論外だ。寝ているときは起こされるのが嫌で俺はマナーモードにしているし、どうせそのまま電車→会社と移動するのでずっとそのままである。趣味で映画見てたりカフェにいたりバーにいたりすれば勿論携帯鳴らすような野暮はしたくない。そしてどうせ雑踏では着メロなど聞こえない──オイ、いつ音が出るんだこの携帯は(笑)。結局「着信を通知する」という着信音の本来の目的は、ほぼ全てバイブで対応しているのである。大体思い浮かべて比べてみて欲しい、他人の携帯着信音を「耳にして」、珍しいイイ音楽だと思った回数と、舌打ちした回数を。
結局着信音が堂々と鳴って「迷惑でもない」シチュエーションは休日の自宅の充電器の上か目覚ましアラーム程度で、さて自分しか聞かない着信音に凝った着メロをセットしても何処となく空しい(苦笑)。 まぁこれには俺の私見、いくら携帯がナソパアイテムだとしても、飲み屋で得意気に他人に聴かせる着メロは昨日見た夢の話にも似て、得意なるは本人ばかり──という視点が幾分か含まれているのは確かなのだけど:) さらに言えば、着信させてるわけでもないのに、電車の中で周りに「俺の自慢の歌声を聴け」と言わんばかりに着メロ視聴して悦に入っている香具師を結構見るモンで、なんというか鬱陶しさと、ジャイアニズムに向ける哀れみの混合体が腹の中でもにょもにょしてくるワケである。
と言うわけでオチてない今回の話でありますが、とりあえず誰か着メロの有用な使い方を俺に教えてください(笑)。
今日の一滴="−−−−" (2004/04/11)
全然レビューの速度が追いついていない如星ですが何とか頑張っていきましょう。……といいつつ、ここで読了直後の作品があまりに面白かったのでキューに割り込ませておこう。
というわけで、「鋼の錬金術師(1)〜(7)」読了。あまぞね発注自体は1月の終わりに済ませていたのだけど、読書キューの山に埋もれてなかなか処理できていなかったのである。漫画は「一冊の持続時間が短い」という点で、電車内読書タイムの対象にならないからね(1冊で行き帰り合計1時間強は持ってくれないと困る)。
で、率直な感想。三ヶ月も放置してすんませんでした_|\〇_
いやー面白い。久しぶりに味わった面白い「少年漫画の王道」である。あまりに面白いので、時期的に発注から漏れていた最新刊を求めて昼休みにオフィス街を彷徨ってしまったくらい(笑)。最近の少年漫画といえば、個人的には「BLEACH」なんかもかなり良作だし、異色作品としては「DEATH NOTE」など、結構当たりは多い。しかし、こういうコミカルな絵柄を用いてトーンを重くすること無く、それでいて重い話も描けてしまうこの作品には正直脱帽。「異能力戦闘モノ」としても、錬金術と軍隊の組み合わせはSF屋にして軍人萌えにはツボだしね。
しかし何より、こりゃ面白い作品の条件としちゃ当たり前に過ぎるかもしれないけど、とにかく魅力的な主要人物が豊富なのが重要だ。サブキャラクラスにまで丁寧な書き込みと、そして主人公単一に絞らないシナリオ進行、この2点が少年漫画の敵の一つである「敵のインフレ」も程良く防いでいる。男どももまぁ幅広いタイプの魅力者を取り揃えており、腐女子同志諸君がこの作品を愛してやまないのもうなずける(笑)。(誤解無きよう、女性陣は対象となる作品自体の質には大変うるさいので、彼女らの眼鏡に適っているというのは簡単な指標ともなるのだ)
まぁその、あれだ。キング・ブラッドレイ様萌えということで。
今日の一滴="−−−−" (2004/04/12)