VERBA VOLANT, SCRIPTA MANENT.

如星的茶葉暮らし

■ 04月下旬 ■

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酒の一滴は血の一滴。茶の一滴は心の一滴。ネタの一滴は人生の発露。


 

【2006-04-20-木】

Maybe we should get going.

例によって「前の日を書こうとして書き上がらないので次が書けず滞りまくるネガティブスパイラル」にはまったのでざっくり切り捨てリスタート。

BNL17:未来の二つの顔

来月5日のBNL17向け新刊のカバーを昨日無事入稿。

今回の表紙はぶどう氏経由で、SSA@SSBさんにいただきました。季節的にも散り行く桜を背に、堂々たる黒ロリドレスでのさーりゃんでございます:) 桜の中のキャラ絵はある意味オーソドックスの極みなわけですが、初の東鳩本ということで正道を踏まえつつ、神慮色ということで黒系服希望という無茶な依頼に応えてくださったSSA氏には心底感謝です。……実はダークサイドをより演出するために当初は夜桜を背負っていたのですが、ちと妖艶になりすぎて修正されたという経緯があったりします(笑)

本文部隊たる如星・ぶどうの両名、この表紙が無駄にならぬよう鋭意執筆中でございます。……相変わらずの苦吟っぷりでござんすが。またブライト・サイドを受け持ったにも拘らず、直前のオルタの影響か久寿川ささらの重力か、物語が暗め暗めに傾きがちなのが悩みの種。や、もちろんハッピーエンド主義ではいくはずですよ! 多分。

なお数冊程度ですが、冬のホロウ本「Avenge Night」を持参予定です。もし未入手の方でたまたま都産貿方面にお越しの方は、お気軽に声をお掛けくださいませ。当日スペースB-30にてお待ちしております:)

そして無線封鎖

今週末締切のため各方面無線封鎖中@04/24。

地味に集中力向上に効果があるのがブラウザの「タブは資料用に5つまで」という制限だったり……。

今日の一滴="−−−−" (2006/04/20)

【2006-04-28-金】

煽り合いの追込み・遠隔合宿

結局土曜日朝に掛かってしまいましたが、無事春のTH2新刊「未来の二つの顔」の入稿を完了いたしました。

まぁ締切直前にバタバタするのは毎度の事なんですが、今回は葡萄氏との合同誌。そしてお互い原稿が上がっていないという危機的状況下、IRCでリアルタイムに進捗を交換、お互いを煽りあい、また毎度鬼の校正を入れてくれるF氏を交え、まるで合宿のようなノリで明け方までの徹夜執筆作業を乗り切りました。いやー、恐ろしく慌しかったけど、めちゃくちゃ楽しかったんですよコレが:) もうそろそろ徹夜の堪える歳になってきており(苦笑)、明け方が近くなると大抵寝落ちして目覚めずなんてこともザラであり、また基本的に孤独な作業である物書きって、集中力の維持が大変だったりするのですが、今回は相手も同じキャラクターを同時に書いているというプレッシャーが心地よく作用。テンションを上げたままで無事書き続けられるのはありがたいもんです。

そんなわけで、合同誌作業、追い込み作業ということで、如星の同人誌製作では普段感じられない「チームワーク」みたいなモノを感じられたひとコマでありました。へろへろになって「ねえ。みんな揃ってるのって、いいわね」とカゲロウのような笑顔を浮かべ(笑)、本作戦終了。おやすみなさい。

なお今回の内容についてはインフォメページに少し追記して載せておきましたのでご参考までに。元々「小さ目のオンリーイベント向けに、軽くTH2に慣れるような意味での軽い本が出せればなぁ」と考えて着手した今回の本ですが、蓋を開けてみれば通常の夏冬本とまったく同じレベルの出力に。ちょろちょろっと刷るには余りに勿体無かったので(笑)、恐らく本書はそのまま夏コミにも持ち込まれるかと思います。GWに東京方面にいらっしゃられない方もご安心くださいませ。

今日の一滴="−−−−" (2006/04/28)

【2006-04-29-土】

論点の共有

論点・争点の共有ができない奴と何かを議論するのはしんどい。というか時間の無駄。

とことん話が噛み合わない「議論もどき」の大元はコレである。論点の共有ができない連中は、意外なほど平気で「東京は関東に含めるべき」と「東京の名産はひよこ」の何れが正しいかについて延々議論してたりする。いやホントに。そしてすれ違いに気づかないまま最後には相互罵倒。ありがち。

そんな噛み合わない議論にはまりそうな場合、それでも相手から得られそうなモノが見込めれば、一応「今我々はこれについて話していてここが相違」という確認を折々に求めて議論をフォーカスさせて行く「議論進行技術」を行使して頑張るんだけど、途中で相手の引出し量(=最終的に議論から得られそうな有益な情報)を見限っちゃった場合には、面倒なんで適当に耳触りのいいコトを並べて話を終わらせることもしばしば。当方「場の勝利を求める」とかいう無駄なプライドは所持してないんで、相手の顔を立てて終わらせることなど時間の空費に較べれば何でもないのですよ。

あと余談。議論の途中でその経過を受けて意見を修正する・転換するって当たり前のことだと思うんだけど、それをこっちがやったら「ルール違反だ」と言われたことがある。いやあの討論じゃないんだからさ……。上でも書いたけど、俺が議論に求めるのは「論理的に決着がつくこと」や「お互いから有益な情報が引き出せること」であって、「自説の正しさを証明すること」じゃあない。というかそれが「議論」という行為全般の目的だと思うのだが、どうも世の中には妙なプライドが自説の転換を邪魔してる人が多いらしい。実際問題、要所要所で「ほう、そこはあんたが正しいね」って素直に言えるほうが人生何かと楽な上に得るモノも多いですよ。ホント。

以上割りと愚痴モードでした。まぁ日頃から感じているコトではある。

2006.05.17:その後若干の補足記載

今日の一滴="2006春摘みダージリン「ムーンダコティ」" (2006/04/29)


 
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