この日はいつものTPRGサークルに出展。今回は私の執筆したデータ本のみの頒布である。……これが無ければマブラヴコピ本が書けたかもと思いつつ、でもこっちも等しく好きでやってるコトですからねぇ:)
中身はよろしく完成、表紙デザインは30分程ででっち上げ、さて製本。ここでも神慮の機械でも、如星の思いとして「いかにもコピ本に見せたら負け」ってのがあります。というのも、コピ本は楽に作れる反面、自身買い手としてみると、何のかざりっけも無いコピ本は製作側の意欲を疑ってしまうのデスよ。大手さんがおまけで作るならまだしも、我らピコ手はそれが主力なんですからね(そして大手のコピ本は飾りっけバッチリな罠)。あくまで買い手・如星の発想なので万事に適用できるとは思ってませんが。
というわけで、化粧裁ちを丁寧にしないと行けず、また本が開き気味になる中綴じは却下。基本は折綴じで、製本テープ等は見せたくないので強力両面テープを背に貼り、表紙でくるむ──神慮の機械の「ラテン語シリーズ」がこの方法っすね。ただ今回のコピー本は、一番労力の掛かる紙折に人足が集められなかったので、初めてKinko'sの紙折サービスを使ってみました。結構誤差が出ると店の人に聞いて少々不安だったのだけど、これが何のなかなかの出来。A5本を作る際にも、A4原稿を持っていけば「4枚を両面1枚に面付け」してコピーできるコピー機があり、まさにKinko'sはコピ本作りに最適の工房ですなぁ。……同業者で芋洗いちうのが難点ですが(苦笑)。
無電源系の中でもカードゲームに半分蚕食され、続いてオンラインRPGにカードゲーム共々ごっそり半分持ってかれ、実に往時の1/4の規模になってしまったTRPG、さらにその中でもマイナールールの当ジャンル。実にコミケ参加スペース数総勢4!(w)……ですが、今回も午後を回るころには無事完売を頂戴しました。ま、スペが少ないが故に、興味ある人は必ず来てくれるものなー。
比較的後半はマターリムードで、夏の宴の初演は閉幕。マターリしつつもがっつりお買い物は済ませており、幸せの重みと共に帰還。3日目の最終準備に勤しむのでありました。
Summary="−−−−" Physical:-- (2003/08/15)
ご報告が遅くなりましたが、コミックマーケット64・3日目無事終了いたしました。
霧雨も降る蒸し暑い中、当「神慮の機械」へお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。午前中にはちらほら、午後はそれなりにスペースにおりましたが、私も念願の方々とお会いできて光栄でした:) また私の不在時にご挨拶に来ていただいた方には大変申し訳ありませんでした。
今回は「夏」をイメージし、すだれや風鈴等でアホなスペースを作ってみましたが、1、2日目は夏どころではなく寒かったですねぇ……。ま、3日目はかろうじて天候が持ちこたえましたし、会場内は漢どもの臭気でいつでも蒸し暑いですからね!
さて、今回夏コミで発行しました新刊「道は遠く夏の彼方へ」はほぼ完売いたしました。あと3部で気持ちよく「完売御礼」とでも出せたのですが:) ほぼ誤差の範囲、何にしても予想以上に数が出てしまい驚いております。本当にありがとうございました!
なお残部についてですが、もうイベントに持っていくような量ではありませんので、夏コミに来られなかった方に通販めいたコトでもしようかと考えております。また昨冬の既刊「遙なる蒼穹と茜色した夏の物語」も今回完売しましたが、いずれも(たまに聞かれるのですが)再販予定はありません。というか手元にも在庫がなく、増刷は100部単位になってしまうので出せないというのが正直なところです。ご了承くださいませ。
さて……次回冬コミですが、悩みに悩んで再び「君望」そして「マブラヴ」で出撃します。君望の総集編になるような話、そしてマブラヴはオルタを踏まえた中編クラスを出せたらと考えております。……もちろん当選したらですが:)
「申込書を書くまでが夏コミ」、ええ、申込締切は今週水曜日ですんで、現在鋭意申込書製作中です。そしてそれが終わったら、ふぅ、ネタ充電を兼ねて、よーやく休息と行きましょう……。
Summary="−−−−" Physical:-- (2003/08/17)
郵便局を出るまでが夏コミです。……毎年定番のこの台詞、本日無事冬コミの申込書を提出してきまして、これでよーやく晴れて自由の身です。ちなみに次回も結局アージュ、君望メインで申し込みました。もうネタが尽きたのなんのと言いながらも、それでも辞められないのですねぇ、好きだから:)
正直、今回のアージュスペースの勢いの無さにはちょっとガッカリしましたが、まぁさもありなん。オルタナや君望アニメに淡い期待をしつつ、「君望サークル」としての「神慮の機械」に締めくくりを与えてやろーかなぁ、などと考えて申し込みました。一応、ネタもありますしね。
それにしてもこの申込書、随分と書き慣れたモノです。数年前に初めて書いていた頃は、30分で書き上げて後はサークルカットを作るのみなんて速さは、不備落選が怖くてとてもできなかったわけですが。今やゴリゴリと書き進め、半年先の(絶対に変わるだろう)本のタイトルを考え、ジャンル説明で悩み、おもむろにサークルカットに手をつける……。
翌朝フリガナ抜けハケーン。あ、あぶねぇ……昨夜封緘しなくてヨカッターヨ……
Web公開二年目も終わろうかという今頃になり、ふと気が向いたのでメールフォームなど設置してみる。いやー、こういうのは「古き良き静的HTMLに住む怠け者」には面倒くさくてですね!(w) って静的動的云々関係ないんですが。
ま、というわけで、如星みたいな得体の知れない人間にメールアドレスを晒したくない、でも掲示板外で密かにゴルァしたいというシャイな方がいらっしゃいましたら、気が向いた時にでもご利用くださいませ:) また実は通販申込みフォームの布石だったりします。そちらのアナウンスはしばしお待ちくださいませ。
#あ、これでSPAMかましたらささやかに追いかけてみると思いますんで、SPAMる際にはネットカフェ等使って密やかにした方がよいかもしれません:p
にしても、ちょっとした暇がある、ってこういう雑務がちょいとできて幸せだなぁ…(しみじみ)
Summary="−−−−" Physical:-- (2003/08/19)
日記帳(2003/08/18)「コミケの今後」を読んで。
一部の(自分の所属する)エリアの傾向を一部の視点でコミケ全体であるかの如く語って、あげくに勝手に役目を終えさせるとは……。何様だか神様だか知らないが、コミケを勝手に殺すな。
コミケが一次作品やキャラクター、あるいは創作という何かに惚れた人々が「己の想い」で同人誌を発表する、という牧歌的な場所なだけでないのは分かる。またコミケは「即売会」に在らず、「特殊な場」である面をもつのも分かる。だがコミケが伝統的な「同人誌即売会」の面を強く持つコトに違いはなく、その伝統的(牧歌的?)な図式に当てはまりにくい「男性向け創作」は、女性向の飛躍もあって今や3日間8ホール中=24ホール中3ホール分の勢力でしかない。
だがこの御仁に掛かれば、そのようなコミケという同人誌即売会であったはずの場は、
「ファッション」であり、かつ
「ダサくなりつつ」あり、
のだそうだ。イベントに足を運ぶのが好きな同人活動諸君、何かが違うとは思わないか? 俺は繰り返して言うぞ、何様だか神様だか知らないが、勝手にコミケを殺すな。ここにもまた、「自分が飽きたモノは必然の死を迎えつつあり残る香具師はアフォ」という持論を展開する連中がいたわけだ。ヤレヤレだぜ('A`)ノ
Summary="−−−−" Physical:-- (2003/08/20)
夏祭り後のStonefree解禁。ぶどう氏と打ち上げを兼ねて:)
もう後顧の憂いもなく飲める!ということで、今日は完全にモルトだけで流してみる。いつものバーテン氏にほぼお任せにして、軽めから入って4タテでモルトを。まずはスプリングバンクCV、そして二杯目はスタンダードにマッカラン18年など入れて、最近少しずつアイラから外へ幅を広げていってる感じである(普通逆だろ、というツッコミも)。……とは言え、途中食事に合わせ、一度惚れ込んで以来定番化しつつあるソーダ割をラフロイグで飲んだりしちゃうんだけどね。やっぱりアイラ好きにはたまらない香りが見事に残る。
そして最後は自宅にも置いてるラガヴーリン16年、やっぱりアイラモルトの定番中の定番を。他のモルトの丸み等々もいいけれど、やっぱりこの強烈なヨード臭は最高っすね。……そして家で飲むよりもカウンターで飲む方が旨く感じるのは気のせいだろうかねぇ?:)
まぁ、その、あれです。餅は餅屋。酒は酒好きに選んでもらうのが一番なのです!
ちなみにカウンターには先客でよくお会いする香麟さんが。病み上がりと聞いているのに、ふつーにワインボトルで開けてるんですが……(;´Д`) 元服飾系同人屋さんにしてイベント系おねーさまたる香麟さん、その彼女が漆黒のカウンターで白を空けている姿は非常に様になる。なるんだけど……心の眼で見ると、一升瓶を握り締めて空けているよーに見えるのは何故だろう……
注文していた茶葉が届く。例によって夏祭り前はストックが切れても補給してる余裕がなかったので、永らく枯渇していた我が茶葉揃えもこれでようやく元の姿を取り戻します。……って最近はそれでもWeb通販なんだけどね。本当は茶屋に行って、じっくり茶葉を目で見て鼻で嗅ぎながら選ぶ方が楽しいんだけど、時間がねぇ。だからどうしても定番茶の繰り返しになってしまう面は否めない。ま、それでも「店の選択眼を信じて」今年の新茶など頼んでいるのだけど。
つわけで、定番のリスティング。
今回注文の目玉、夏摘みダージリン新茶。キャッスルトンの最上級ランク、2003年ロットナンバーDJ101、という訳だ。「甘く香ばしく重みのあるロット」という台詞と「特に際立った個性をもつ」という辺りに引かれて選んでみた。早く飲んでみたいね:)
こちらはアッサム。アッサム茶葉は例の「印度式物書用圧搾口糧」で散々消費してしまっていたので、どかんと100gほど購入。しかしアッサムでSFTGって珍しいのでは。
久々にレピシエのフレーバーなど買ってみる。バラの香りを中国系紅茶につけたもので、伝統的なフレーバリングらしい。これを買ったのは、先日マリアージュフレールで飲んだ「ロータス」から、非常に上品な薔薇の香り(紅茶全体の雰囲気といい、何となく折り目正しい「高島屋の老婦人の紅茶」という風情だった)を楽しめたので、その代わりになるかと思って買ってみた。
が、しかし……これは早速飲んでみたのだけど、やっぱりマリアージュの茶葉には遠く及ばないねぇ。薔薇の香りが少々あざと過ぎるし、紅茶自体のボディが香りに負けてしまっている。まぁ不味くはないんだけどさ。素直にマリアージュで茶葉買うか……。
悪名高き「正露丸茶」(w)。松で薫じた中国の紅茶、当然自宅では定番のコイツが切れていたので再補充。慣れると病みつき。
こちらは中国茶。大陸の青茶で、何の香付けもされていないのに、見事なまでの金木犀の香りが立ち昇る。一度飲んで惚れ込んでいたので今回再入荷。これも早速いれてみたけど、香りも良いし、味わいは完全完熟フルボディ。この強いパンチが中国青茶の真骨頂だね。
これまた最近定番化した中国緑茶。中国緑茶は釜炒りがメインで香ばしく、その中でもこいつは細長く撚らず、油をひいた釜で丸めたという、更に香ばしい緑茶である。食後なんぞにさらりといれるにゃこういうお茶が一番。あと中国緑茶はグレードの割に安いから好き:)
しかし茶庫を見たら、全吸湿剤が「使用済」色になっている罠。早く買ってこなければ……。
Summary="−−−−" Physical:-- (2003/08/21)
しっかし、今から帰宅してゴソゴソとメシを作って食うのも億劫である。一応読み通り「一時間ちょいは居られるな……」という時間に駅に着けたので、そのままSerieで晩飯を食っていくことにする。23時から幸せなメシと酒とカフェを堪能して終電で帰れるなんざ最高ではないですか:)
一応電話を一声入れてイベントで埋まってないことを確認し、てくてくと。後で聞くと相当飢えた顔をして入っていったらしい……とりあえずマディラ酒とキッシュを頼み、メインには地鶏パスタのカルボナーラ風を。肺腑に染み渡る(50年だか100年だか不明とゆー)謎マディラと、チーズが効いたキッシュでよーやく人心地がつく。カタカタとノートPC出しちゃってる辺りが如星風ですが(w)、まぁそれはそれで。
前菜とパスタの間が微妙に空いてしまったので、何かつまもうかとお勧め等聞きながらキョロキョロしてると、菓子職人様が「塩漬けオリーブ」を出してくれる。これがまたごっつくでかい、噛り付くようなシロモノで、あまりの旨さに思わず(メシの途中ながら)グラッパを頼んでしまう。ピクルスでは味わえないオリーブの旨さをガリガリ喰い、グラッパをキュッと煽り、くぅ〜、幸せ。
残念ながら終電が近かったのでデザートを楽しむ余裕は無く離脱。ま、平日の終わり、週末のスタートとしてはこの上の無い1時間半を過ごしたのでありました。
しかし最近完全に食道楽日記になっているな……(苦笑)
Summary="−−−−" Physical:-- (2003/08/22)