VERBA VOLANT, SCRIPTA MANENT.
お待たせいたしました。夏コミ新刊・TH2小説「夏色透かす桜の木陰と小さな貴婦人たち」のご案内です。
……我ながら何と長いタイトル。君望時代に還ったかのようです(苦笑)。中身はもちろん久寿川ささらシリアス小説。春に出した「未来の二つの顔」の「本編」たる存在です。貴明が彼女から逃げ出した「あの日」を分岐点に、TH2本編とは少し違った道を描きます。原作本編後半に今ひとつ納得の行かなかった方など、是非ご一読を。夏コミ3日目J-31bにてお待ちしております:)
また今回はSHIN's Factoryのしんきち様にカバーイラストを頂戴いたしました。少し物憂げな夏色さーりゃん。また本作でも活躍し、如星内での好感度もじわじわ上昇中のこのみを添えて。……実際に動かしてみると、彼女もかなり味わい深い存在ですねぇ。
さて、とりあえずカバー入稿は完了、本文は未だ鋭意執筆中。原作に納得がいかないので改変する、というタイプの書き方は実は初めてなんですね。純粋な改変ならば君望の「ifシリーズ」として書いているんですが、あれは別に原作に文句があったわけではありませんし。結局ささらシナリオのレビューを書かずじまいなのでこの場で長々と語っても仕方ないんですが、大暴走から付き合いだすまでの間は半分くらい、付き合いだした後の話はほぼ全面的に、どうも彼らの心理状況が納得できないんですよ。特に最後の立て篭もりでは「俺たちはそんなことのために」という貴明の台詞がありますが、では何のために?という部分が何度原作を読んでも見えてこない。……ならば、その辺はいっそ忘れて、そこまでの原作の過程を踏まえた上で如星流の「着地点」を用意してみよう、というのが今回の発想です。ま、如星にそれをさせるほど、ささらってキャラが魅力的だったということでもあるんですけどねー。
果てさて、締切りまでに広げた風呂敷を畳めるのやら。では、死ぬ気で頑張ります。
春休み中はどう見てもらぶらぶです。どうして気づかない貴明。つーかさーりゃん超積極的。
どうしていいかわかんなくて聞ける人もいなくて誘ったはいいけどどうしよう、で身体を使っちゃうのは結構女性視点でもリアリティあるんだって。ふーん。
もしかして新学期以降、まーりゃん先輩て要らなくね? つかむしろ無茶苦茶邪魔してね? 切っ掛け作りはできても、その後煽っちゃいけないとこで煽ってるつーか。そもそも彼女いなかったら奴ァ副会長受けてたよ、あの日。
自分がさーりゃん不幸にしたの忘れたのか。この人は。
いやまー、さーりゃんが脆くてダメっ娘ってのは分かってたけど、貴明も等しく脆くてトラウマ持ちでダメっ子って点に気づけなかった麻亜子の敗北であろう。内向き非モテっ子を煽って物事をよりダメにしていくタイプ。
間に合わない。ごめんなさい。かゆうま。
やっぱタマ姉って戦犯だよなぁ。図々しさにも程があるつーか。相手のことを考えない告白はただの精神的テロだというお作法を君も覚えてくれ。別れ際の告白はオナニズムってのも定説なんだしよ。
なんで5pしか進まないんだ。
それにしてもささらとバゼットは似てるな。「努力すればするほど、自分は周りから見放されていく」とか。流行りなのかこういうヒロイン。しかしそうすると、バゼットに対する救いって、そのままさーりゃんにも当てはまるってコトなのよね。認めるんだ、苦しみながらも呼吸をしてきた過去を。何そのアヴェンジャー。
改めて、月姫/Fate/Hollowには、色んなタイプの「脆弱な人間」の雛型が含まれてることに驚く。奈須師の人間造形はやっぱええのぅ。ネガティブの方向に光るね。それもどうかと思いつつ。
16歳厄年。ヘタレ系両生類、自称ナマコの調教師。なかよし好きのさーりゃん教徒でございます。生徒会勤務の傍ら、休憩時間はささら教の勧誘。NYに向かって敬礼。……つーか貴明って割と信者だよね。思考停止もしてるし。
ああ、俺も年上のお姉さまにかしずきたい。憧れと愛とマゾの三位一体説。
延長なさいますか?
狂気を描く文章って難しいね。奈須御大とかよくやってるけど。あんまやりすぎると読みづらい、意味不明の文章になっちゃうし。かといってあまり理路整然としてると、サイコさんに見えなくなっちゃうし。ああ、ちなみにフォントを赤くするのは反則(苦笑)。
ぽうだめも
シリアスシーンを書いてる最中、「何が起きてるのかさっぱり分からなかった」と書いた瞬間に、ポルナレフAA(しかも何故か目線入り)が浮かんできて気分を壊すのはどうなのよ俺。あんたはデイズスレでも出張しててください。なんつーか「ほしのこえ」のラストが「ココイ煮るよ」に見えて台無し症候群と似たような感じ。ここいにるよ。
延長なさいましたorz
今日の一滴="−−−−" (2006/07/11)