VERBA VOLANT, SCRIPTA MANENT.
それが所詮切り売りに過ぎないから。あと佐藤御大の教えであるから。
作り手と受け手が変な馴れ合いの形で近くなり過ぎるとコンテンツの非日常性が失われ、単に製造工程が晒され興醒めというだけでなく、いつしか作り手=コンテンツの融合体が単なるゴシップの供給口の一つに過ぎなくなってしまう。本来見せない部分をネタにしてしまうのは、大元の寿命を縮めてしまう「切り売り」というわけだ。
で、オタクコンテンツもだんだんこの罠にはまりつつある気がするんだよなぁ。「それも含めての総合エンターテイメントだよ」という主張は確かにできるんだけどさ。その結果見向きもしない人が増えつつあるテレビコンテンツ・芸能系の轍を踏まなきゃいいけど。同人という意外な方向からのアプローチと、古くからの声優や作り手からのアプローチと。いずれにせよ、内輪ウケというのはウケの中で最低の代物なことに変わりはない。
なお余談ではあるが、変な意味で内輪ネタをバラす人間がプロを名乗ってたりするのには虫唾が走る。一部の声優ネトラジには正直嫌悪感を抱きつつある今日この頃。
惜萌紙:中国の古い文化である「惜字紙」に由来。
一度字を書いた紙は(例え習字用のチラ裏でも)粗末にしない、という風習から転じて、萌え絵の印刷された紙は例えゴミと分かっていても何故か無下に捨てられない心理を指す。
や、これは俺の造語ですが。マジ困るんですよこの心理!!!!
再来週の引越しを控えて色々と所持品に大鉈を振るわなきゃいけないんですがね、荷物整理をしていると出るわ出るわ昔の恥ずかしい思い出同人/商業を問わないイラストペーパーの類が……。チラシとかならまだ気楽に捨てられるし保存もされてないんだけど、ポストカードやら便箋等は、やっぱりわざわざ同人屋さん等がくれたりしたモノなので仕舞い込んでいた訳ですよ。使い道ゼロ観賞閲覧性ゼロ、仕舞い込む以外の用途がなかったとも言うけど……(苦笑)。何でこんなもの取っといたんだと思いつつ、そのまま捨てるには若干の躊躇いを覚えるとゆー。
何処か萌え絵供養とかやってください。喜んで持参します。